電子タバコは安全な禁煙手段? 従来のタバコより発がん物質が低いと実証 – ライブドアニュース

Popular Science:今週、学術誌『Annals of Internal Medicine』に掲載された報告によれば、電子タバコのみを使用して禁煙を実施した人は、火をつけて吸う従来のタバコを使用した人あるいは電子タバコと従来のタバコの両方を組み合わせて使用した人と比べると、体内の発がん物質のレベルが著しく低いことが6カ月間の研究で実証されました。この研究はこの2つのグループを長期間直接比較した初の研究で、電子タバコは安全で有効な禁煙方法かもしれないとしています。

電子タバコが世界中の市場に出回るようになってから10年以上たちますが、当初より、特にアメリカでは医師や公衆衛生官の間で論争の種となっています。電子タバコは、味わいのある風味をつけたニコチンの液体カクテルを蒸気にして吸引するものです。火をつけて吸う従来のタバコを吸うと有害な発がん性化合物が発生しますが、電子タバコだと、そうした有害物質を発生させることなくニコチンを吸うことができるため、多数の団体が従来のタバコの代替品として電子タバコを支持していますが、必ずしも万人の支持を得ているわけではありません。

2016年5月、米食品医薬品局(FDA)は従来のタバコの販売規制と同様に18歳未満への電子タバコの販売を禁止しました。米疾病対策センター(CDC)は、電子タバコは子供やティーンが普通のタバコを喫煙するきっかけとなりうること、電子タバコのニコチンのレベルは若年層には安全とは言えないことを理由としてあげています。

しかし、ニューヨークタイムズ紙が2016年に報じているように、「電子タバコに対するこのような否定的な見解が、電子タバコが安全で有効な禁煙手段として使用されることを妨げるのでは?」と危惧する専門家もいます。

この特筆すべき研究は、従来のタバコから電子タバコに切り替えると、体内の発がん性化学物質のレベルはどのように変化したか、パッチのようなニコチンフリーの補充療法と比較するとどうなのか、という2点に注目しました。

その結果、次の2つの結論に達しました。もともと喫煙していた人が電子タバコのみ、あるいは、ニコチン補充療法(編注:ニコチンガム、ニコチンパッチなどを使用して、ニコチンを少量投与することで、ニコチンへの強い欲求が軽減され、禁煙による禁断症状を軽減する療法)のみに切り替えた場合、体内のニコチンレベルは、従来のタバコのみを吸っていた人と同じでした。さらに、補充療法をした人と電子タバコを使った人はどちらもタバコに関連する発がん物質や毒素のレベルが従来のタバコのみを使った人より低いことがわかりました。これは、被験者が補充療法か電子タバコのみを使用した場合に限ります。従来のタバコと組み合わせてしまうと、発がん物質も毒素もそこまで減少しませんでした。

研究チームの出した結論は、電子タバコは禁煙するための安全で有効な手段になりうるが、それは従来のタバコを完全に断つ場合に限るということです。しかし、この時点では、この研究の施行期間はたった6カ月間であり、発がん物質検出に関して限られた数のバイオマーカーしか測定していないため、それ以上のことは言えません。研究チームは将来、肺機能などを調べる他のマーカーも含め、より多くのバイオマーカーを測定する研究を計画しているということです。

さらに、電子タバコに切り替えることで禁煙に成功しても、今度は電子タバコの依存症になるかもしれません。電子タバコでも従来のタバコと同量のニコチンを吸うことになりますし、普通のタバコも電子タバコも依存症の原因となるのはニコチンだからです。電子タバコも普通のタバコと同じぐらい依存性が高いとする研究もあります。ここでご紹介した研究は、電子タバコの方がヘルシーだとしていますが、まだ電子タバコの安全性を決定づけることはできません。そのため、普通のタバコを吸っている人が完全に禁煙できるようになるまでのつなぎで電子タバコを使う場合は、あまり良いとは言えません。

この研究が行われたイギリスでは、アメリカとは対称的に電子タバコの使用を奨励しています。昨年、英国内科医師会は電子タバコは従来のタバコの禁煙には有効な手段であるとして、国内の喫煙者に電子タバコへの切り替えを推奨しました。当面は、喫煙者が禁煙目的で電子タバコを一時的に使用することの有効性は実証されています。しかし、電子タバコの継続的使用は医師が許容してよいぐらい安全かどうかは、まったく別の問題です。

E-cigarettes might actually be a safe tool for quitting smoking | Popular Science

Claire Maldarelli(訳:春野ユリ)
Photo by Shutterstock.

引用元

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