「#慢性疲労症候群」発信を 患者ら呼びかけ
毎日新聞 2018年5月11日 10時40分(最終更新 5月11日 10時51分)「#慢性疲労症候群」のメッセージ発信を呼びかける別所さん=東京都足立区で2018年5月8日午後1時29分、五味香織撮影
「#慢性疲労症候群」のメッセージ発信を呼びかける別所さん=東京都足立区で2018年5月8日午後1時29分、五味香織撮影
激しいだるさが続き、日常生活もままならなくなる「慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄<せきずい>炎)」に苦しむ患者が、世界啓発デーの12日に向け、ツイッターなどで闘病のつらさや困りごと、メッセージなどを一斉に発信しようと呼びかけている。「なまけ病」などと誤解されがちな病気についての理解を広げ、患者が暮らしやすい社会にしたいという。「詐病ではないと知って」12日、世界啓発デー
慢性疲労症候群は、発熱などのきっかけで非常に強い倦怠(けんたい)感や疲労感に襲われる原因不明の疾患。患者は若い世代を中心に国内で10万人いるとも言われるが、適切な診断が受けられていない人も多い。舞台音響の仕事をしていた東京都足立区の別所ちふゆさん(40)は2013年5月、仕事から帰宅しようとした時に突然、自転車がこげなくなった。休日は必ず出掛ける活動的な生活から一転、症状が強い時は自宅で数メートル歩くだけでぐったりし、まぶたすら重く感じる。これまで大学病院など10カ所以上を訪ねたが、効果的な治療法は見つかっていない。
患者は各種の検査でも異常が見つからず、精神疾患とみなされるケースが少なくない。別所さんも「慢性疲労症候群」と伝えただけで、医師から冷たく帰るように言われたことがあったという。「心の病や詐病ではないと知ってもらいたい」と、12日に「#慢性疲労症候群」のハッシュタグを付け、当事者たちで一斉に投稿しようと考えている。
医療界でも4月、新しい治療法の開発を目指す研究がスタートした。国立精神・神経医療研究センターの山村隆・特任研究部長は「どの診療科の範囲にも入らず『住所不定』のような扱いが世界中で続いてきた。研究が進むことで、治療に当たる医師が増えてくれれば」と期待する。
この疾患は看護師だったフローレンス・ナイチンゲール(1820~1910年)も約50年間にわたり苦しんだとされる。世界啓発デーは、ナイチンゲールの誕生日に当たる。【五味香織】
引用元
激しいだるさが続き、日常生活もままならなくなる「慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄<せきずい>炎)」に苦しむ患者が、世界啓発デーの12日に向け、ツイッターなどで闘病のつらさや困りごと、メッセージなどを一斉に発信しようと呼びかけている。「なまけ病」などと誤解されがちな病気についての理解を広げ、患者が暮らし
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