自己肯定感とは『ありのままの自分でOK』という感覚です。
私たちは自分や他人を肯定するときに「~だからOK」と条件付けすることが多いです。
これができる、人の役にたっている、頑張っているからOK、
この肯定感も大事ですが、「無条件でOK」という感覚も必要です。

自己肯定感が低いと今の自分を認められないため、
もっと頑張らなければという思いや、完璧主義で他人も自分も許せない、
そうしているうちにストレスが溜まっていきます。
また、自分に自信を持てないし、気は弱く、考え方はネガティブになります。
ストレスを回避したり打破したりする力がどうしても弱くなります。

★自己肯定感チェック

yesの数を数えてください。深く考えず、直感でいきましょう。

1. 自分のことは比較的好きだ
2. ささいな問題があっても,嫌な気分にはあまりならない
3. 意見や考え方が異なる人の意見でも否定はせずに尊重する
4. 失敗や挫折をしても、自分が成長する機会だと考える
5. 他の誰かの失敗や間違いを許すほうだ
6. どんな問題であっても、必ず解決策はあると考える
7. 自分の欠点を認識しているが、良い面にも目を向けている
8. 自分にある程度は自信がある
9. 自分のことを価値がある存在だと思う
10.自分は生きている意味がある
11. これまでの人生で、とても自信になった出来事がある
12. 人生をリセットしてやり直せるとしても、特に変えたいことはない
13. 自分の人生は、だいたい理想に近い
14. 自分は親や家族から愛されていると感じている
15. 自分の人生にとても満足している
16. 悩み込んで時間を消費するよりも、問題解決に取り組んでいる
17. 辛いことがあっても、あまり引きずらずに立ち直れる
18. ネガティブな出来事があっても、自分を保つ工夫ができる
19. 自分の性格が好きだ
20. 助けてくれる人たちが自分にはいて、とても幸せだと思う
21. 自分の目標を明確にして、目標に向かって行動している
22. 他人に悪口を言われたり、非難されてもあまり気にしない
23. 他の人と比べることがあっても、自分の良いところを認識している
24. 自分の人生は、とても素晴らしい状態だと感じる

≪結果≫

①0~6コ ≪自己肯定感がかなり低い≫
自己肯定感がかなり低いようです。
日常的に生活を送ることも非常に困難な状態なのではないでしょうか。

②7~12コ ≪自己肯定感が低い≫
自己肯定感は低いようです。
落ち込んだり、うまくいかないことがあったりして、
自分に自信を持てないことも少なくないのではないでしょうか。

③13~18コ ≪自己肯定感が高い≫
自己肯定感は高いようで、特に大きな問題はないようです。
落ち込んだり、うまくいかないことがあったとしても、
自分に自信を持ち、前向きな気持ちで日常生活を送っているのではないでしょうか。

④19~24コ ≪自己肯定感がすごく高い≫
自己肯定感はすごく高いようです。
常に自分に自信を持ち、前向きな気持ちで日常生活を送っているようですね。

★自己肯定感が低くなる原因

自分の潜在意識の中にどんなイメージが蓄積されているかによって、
自己肯定感の高低が決まります。
潜在意識には生まれてから今までの様々な経験を通して、
たくさんのイメージが蓄積されています。
プラスのイメージがたくさん蓄積されていると自己肯定感は高くなります。
マイナスのイメージばかりだと、自己肯定感は低くなってしまうのです。

自己肯定感を左右するもっとも大きな要因は幼少期の環境です。
親との関わりで、ありのままの自分を愛してもらえたかどうか、
これが自己肯定感の高低を大きく左右します。
いつも怒られたり、ダメな子だと言われたりしていると、
『自分はダメな子』『要らない子なんだ』と思ってしまいます。
逆に過干渉になり過ぎた場合も自己判断でできなくなってしまい、
他者に頼ってばかりで自己肯定感は低くなります。

これを自分の意志の力だけで変えようとしても、とてつもなく難しいです。
ではどうするのか?
潜在意識にプラスのイメージを蓄積させれば良いのです。

★自己肯定感の高め方

潜在意識にプラスのイメージを蓄積させるには。

プラスのイメージを与えてくれる良いものに触れることが重要です。

①できないことを切り捨てる
他人と比べてできないことを探すのではなく、
自分にとって必要のないものを手放すことです。
そうすれば「できない、苦手なこと」に対するプレッシャーを和らげ、
そこに自分の力を過度に投入することを防ぐことができます。
まずは『自己否定感』を低めましょう。

②できることを見つける
自分の得意なこと、好きなことをみつけましょう。
昔好きだったことや得意だったことでも構いません。
何か特技のようなものから精神的なことまで、
自分はこうできる!と自信のある良いところを探すのです。
無理せず出来る範囲で好きなことを続けていくことも重要です。

③言い訳を考える
何でも自分自身だけが悪いと責任を感じないように、
「失敗した理由」を必ず複数個挙げて考えてみましょう。
自分自身の力不足以外の要因も考慮に入れるのです。
そうすれば自己肯定感を低める要因を冷静に分析できますし、
同時に次はどうしたらよいかと前進するきっかけともなります。

④承認欲求を弱める
自己肯定感を高めるには、『承認欲求』を弱めるのが非常に効果的です。
「承認欲求が高い人間」は「自分自身の欲求」ではなく、
「他人の欲望」のレール上にいる人間です。
良し悪しの価値の基準を「他人」ではなく『自分』の中にもつこと。
それが自己を肯定するということの本質です。
自分が良いと思うことを大事にしてみてください。

⑤目的意識を持つ
自己肯定感とは『自分にとってより良い状態』へ向かうためのものです。
自分はどう感じているか、本当はどうしたいのかを自分に聴いてみてください。
それを目的として、そこへ向かうために自己肯定感を高めるのです。
小さいことから大きなことまで、何でも良いのです。
こうしたいという思いを少しずつでも叶えていけば、
自然に自己肯定感を高まってくるでしょう。

自己肯定感が低いな、と思ったら、今の生活の中で何か1つ、
本当に自分が望む形で生活してみましょう。
自己肯定感が低いと無意識のうちに周囲に合わせて行動していたり、
自分はこうあるべき、と行動を制限したりしています。
自分の心の声に耳を傾ける時間を作ってください。
自分にとって心地良いという感覚を積み重ねていったり、
それを選択することもできるという自信が、
『ありのままの自分で良い』という感覚を育みます。

まずは、自分の「こうしなければいけない」という考えを疑ってみてください。
それは自分ではなく「他人の好み」ではないですか?
たまには『自分の好み』を押し出してみませんか?
自分のわがままなら自分が聞いてげましょう。
気持ちいい!ってこういうことかって思い出せますよ!(*´ω`*)キモチィ~

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引用元
http://shiro27.blog.so-net.ne.jp/2015-10-05