「負の思考」って?
出典:https://www.shutterstock.com/
厚生労働省の調査によると、日本人で一生のうちに鬱病にかかる人の割合は100人に3~7人と言われています。
子育ては楽しい面もありますが、自分の理想通りにはいかずストレスになり、産後ウツを発症する人も多いと聞きます。
今日は、『1人でできる子になる テキトー母さん流 子育てのコツ』の著者の立石美津子がママの“感情の取り扱い”についてお話します。
感情は変えられないが行動は変えられます
悲しい、悔しいなどの感情って瞬時に湧き起こりますよね。これを専門用語で“自動思考”と言います。無意識に自動的にスイッチが入るような感情です。
これを抑えたり、否定すると心が悲鳴を上げます。泣きたい時は泣き怒りたい時は怒る、これで心は解放され安定していきます。
ただし、この感情に自分が翻弄されないことが大切になってきます。初めての育児においては慣れないことが多いことから、こういった感情に左右されやすいですが、考え方を変えるだけで見方も変わってきます。
こんな時何て言ってる?考え方を変えるポイント
(C)あべゆみこ
例1:子どもが幼稚園にクレヨンを持っていくのを忘れた
(×)「忘れ物をさせてしまうんなんて、なんてダメな母親なんだろう。こんなだらしがない母親の元に生まれた子どもは可哀想だ」
(〇)「忘れ物して自分で先生やお友達に借りること出来たかもしれない。ピンチに対応できるチャンスを体験出来てラッキーじゃあないか。また、『ママに任せておいたら心配』と子どもが気づき、明日から自分で準備するようになるかも
例2:子どもが運動会でビリになった
(×)「もっとしっかり運動させていたら、子どももこんな恥ずかしい思いをしなくて済んだのに。情けない。ダメな母親だ」
(〇)「運動会でビリになった。運動会のための運動をあまりやらせていなかったな…。でもその時間、料理を一緒に作ったし絵本も沢山読んでやった。悔しい思いをさせてしまったけれど、負ける子の気持が理解できただろう。いつもナンバーワンだと失敗すると折れてしまうひ弱い人間になるかもしれない」
「○○すべき思考」で子育てしてない?
何十年かけて沁み付いている考え方の癖は、そうそう簡単には変えられません。でも、子どもには同じようになってほしくないですよね。
人生スタートしてまだ間もない子ども。考え方のよい癖を付ける絶好の時期です。「○○すべき思考」のママが子育てすると、子どももいつしかあなたと同じようなコピー人間になってしまいます。今から変えてしまいましょう。
・離乳食をしっかり食べるべき→ミルクで十分栄養は十分足りている。そのうち食べるようになるさ
・オムツは3歳までにとれるべき→小学校上がるまでに取れればいいかと思う
・気が散り易く集中力に欠ける→好奇心旺盛である。
なんだか“おめでたい人”のように聞こえるかもしれませんが、自分を責めすぎる人はこれくらいの方が丁度よいのかもしれません。
人生では受験に失敗したり人生様々なことが起こります。悲しい気持ち、焦り、怒りの感情が起こるのは当然です。でも、その捉え方により周りの景色は変わってきます。
子どもの頃からの親の対応は子どもの考え方の癖を作りますから気を付けたいものですね。
【参考】
※ うつ病 – 厚生労働省
※ 認知行動療法とは – 認知行動療法センター
※ 認知行動療法とは?自動思考、スキーマ、認知の歪みって? – サイコセラピー研究所
※ Ruslan Guzov / Shutterstock
引用元
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
Exclusive Counselling & Consulting service
コンパス心理士 カウンセリング相談事務所
~~~ 持続可能な生活、持続可能な社会へ ~~~
班目幸寛(まだらー)
(^ー^(*^ー^)ノ♪
(ブックマークも\(^_^)/)
Facebook、Twitter密かにもやってます。
シェア、拡散も是非( ̄∇ ̄)