2016年6月7日に『週刊女性』がすっぱ抜いた、ファンキー加藤とアンタッチャブル柴田の元妻との不倫報道。このコラムを執筆しているのは翌日の6月8日だが、メディアの報道を見るに、早くもこの件は鎮静化の様相を呈していると言っていいだろう。

一方、2016年の年明け早々、日本中を駆け巡ったベッキーと “ゲスの極み乙女。” のボーカル、川谷絵音の不倫騒動。こちらはつい先日、ベッキーがテレビ復帰を果たしたばかりだが、今後のテレビ出演は未定と、いまだに事態が完全に収まったとは言い難い。この差は一体なんなのか?

・相手がベッキーだったからなのか?

まず、ファンキー加藤の不倫報道だが、発覚の翌日なのでもちろん完全には収まっていない。だが、“文春砲” と呼ばれたド級のスクープが毎週のように飛び交った、ゲス川谷ほどの山場があるとは考えにくい。

ゲス川谷の相手がベッキーだったから、というのはひとつあるだろう。だが今回の不倫報道には「W不倫」や「妊娠」、さらには「アンタッチャブル柴田」というピースまで絡んでいるのだ。一概に「相手がベッキーだったから」とは言えないだろう。

また、両者ともに「ファンキー加藤」と「ゲス川谷」と不倫報道となった場合、ネット民がこぞってイジりやすいネーミングである。それでも違う不倫騒動の静まり具合……。記者が思うに、「初動の早さ」と「男らしさ」が全てを分けたのだと思う。

・明暗を分けた「初動の早さ」

まずファンキー加藤は、不倫が発覚した当日、即座に記者会見を開いた。この日に予定されていたプロ野球の始球式にも予定通り登場し、マウンド上から謝罪したことは報道の通りである。幼い子供でも知っている「悪いことをしたらすぐに謝る」の法則通りの素早い対応であった。

さらに「報道されたことは全て事実です」と認めたことも、事態が一気に鎮静化した一因だろう。認められてしまえば、報道陣的にもそれ以上の質問は確認に過ぎず、新発見でもスクープでもない。勇気はいっただろうが、自分から「まな板の上の鯉」になったことが功を奏したといえる。

一方、ゲス川谷が公に謝罪したのは、ベッキーがテレビ復帰し、涙ながらに不倫騒動を語った金スマ放送直後のブログだけである。騒動発覚からは実に約5カ月が経過しての対応とは、本人は「なんとなく落ち着いてから」と思っていたかどうかはわからないが、タイミングを逃しまくったとしか言いようがない。

・ゲス川谷は沈黙を続けた結果……

この間、週刊文春を始めとするメディアは更なる事実をあばこうとし、憶測が憶測を呼んだ。そして最終的に記者会見は開かれず、自身のブログでのみメッセージを発信し、幕引きを図ったのだ。……完全にベッキーの後乗りのタイミングで

おそらく、ファンキー加藤に対しては「もう禊(みそぎ)は済んだ」と思う一方、ゲス川谷に対しては「いまだに釈然としない」という人も多いに違いない。「初動の早さ」と「男らしさ」、この2つが不倫報道の静まり具合だけではなく、それぞれのイメージにまで強く影響していると思うのだが、読者の方はどうお考えだろうか?

参考リンク:週刊女性
執筆:P.K.サンジュン
イラスト:稲葉翔子 、 マミヤ狂四郎

引用元:http://rocketnews24.com/2016/06/08/759060/

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