こんにちは ADHDのダイスケです。
発達障害者の人生の末路
今回の記事は、「発達障害を認知し、受け入れ、自分から対策を打たないと、最悪の人生が待っているよ。そうなる前に、対策すれば、いくらかましな人生を送れるよ」という自分の体験に基づいた記事を書いていきます。
対策を打たないと最悪の人生に!そうなる前に対策を!
発達障害者の人生の末路 対策を打たないと最悪の人生に!
私は発達障害のADHDですが、ADHDの他に実は広範性発達障害の診断もされています。
発達障害には以下の表にかかれている種類と症例がありますが、いずれにしても私のような発達障害を抱えている人の人生は高い確率で不幸あるいは悲惨な人生が訪れることになります。努力しないと発達障害に未来はありません。
日本では残念ながら発達障害に対する知識や認識が不足していて発達障害にどう対応していいか分からない厳しい社会です。
ですからちょっと的外れな行動をしてしまったり、約束を忘れてしまったり、 少しでもコミュニケーションが取りづらかったりしていると、家庭から、あるいは社会から、たちまち疎外されてしまいます。
発達障害の種類と症例
障害名 分類名 特性 広範性
発達障害自閉症 ①言葉の発達の遅れ
②対人コミュニケーション発達の遅れ
③目線を合わせられない、
④行動と興味の偏りアスペルガー症候群 コミュニケーション障害
①曖昧な言葉だと意味が伝わらない
②不適切な言葉を使う
対人関係障害
①場の空気を読めない
②相手の気持ちを理解できない。
③社会的なルールやその場の雰囲気を平気で無視する
限定された物事へのこだわり・興味
①自分が決めたルールがあり、それから外れると混乱する
②興味関心のあるものに異常な関心を示す注意欠陥多動性障害(ADHD) ①衝動性 衝動を抑えられない
②多動性 じっとしていられない
②不注意 興味のないことに注意が向かない
⑤短期記憶障害 別の事が気になると記憶が飛ぶ学習障害(LD) 知能は普通だが、読み書き、計算が苦手 発達障害のある人が対策を打たないとどうなるか?
最悪のケース
仕事において
- 自分では普通に生活したり、仕事をしているつもりでも、注意が不足してミスを重ねたり、仕事中に全く関係のない事を考えていたりして全く集中できない
- 自分では、ただ「そそっかしい人間」と思っているだけ。「発達障害」という脳機能の障害であることがすべての原因だという事には気がつかない。
- 会社では全く使い物にならない
- 会社をクビになる
- 懲りずに就職活動を行う
- 折からの日本の不景気、年齢を経る事により就職が厳しくなってくる
- なかなか就職できない。仮に就職できたとしてもすぐに離職。転退職を繰り返す。
- どこの職場に行っても「自分は仕事が出来ない。労働力で人様の役に立たない」と嘆き、就職活動がおっくうになる。働くのが怖くなる。
- 仕事がなく、日中やることがなくなり家に引きこもるようになる
発達障害があると仕事がうまくいかない
以上は、私の体験談ですが、以前、正社員として働き続きましたが、どこの会社に入っても長続きせず、使い物にならないといって解雇され続けていました。その時は、私がただそそっかしいだけだと思っていました。自分は人間失格だ。どこへ行っても相手にされない・・・。
発達障害ADHDと診断された今、全ては脳の機能障害のせいであるという事がわかり、その自己否定は全く意味がなく、杞憂だったと思います。
アスペルガー症候群の場合には、よほど特性に合った仕事であれば、成功する可能性がありますが、たいていの仕事でコミュニケーションが必要です。コミュニケーションを取って他の人と円滑な人間関係を築くのが苦手なアスペルガー症候群がある人は、よほど仕事を選ばない限り、仕事はうまくいかないでしょう。
アスペルガー症候群に向いている職業については、以下のページに詳しく書いています。よろしければクリックしてご覧ください。
発達障害に向いている職業ってなんだろう?発達障害には天職がある!
発達障害があると家庭もうまくいかない
発達障害のある人が結婚して家庭を持ったとして話を進めていきます。発達障害を抱えている人は、そもそもよほど発達障害に理解のあるパートナーに恵まれなければ、結婚生活はたちまち破たんします。
家庭において
- 見合いや現在の出会いのきっかけである婚活サイトでは、相手の人となりが良く分からないうちに交際を始めてしまい、結婚に至る。
- 結婚相手がADHDの場合は、度重なる解雇で家計の経済状況が破たんする。
- ADHDの場合には、夫婦間の約束を忘れてしまい別な予定を入れたりして約束を破ってしまったりする。
また、何事にもだらしがなく、整理整頓できず、やることなすこと中途半端なパートナーに嫌気がさす- 結婚相手がアスペルガー症候群の場合は、相手が自分の殻に閉じこもり、会話がない。(アスペルガー症候群は自分にしか興味がない。
- アスペは仕事には熱心だが家庭生活には興味ない。妻や子供が喜ぶようなこと(例えば旅行など)も発案・実行することはない
- 家庭内に面白みがなく、パートナーから愛想をつかされて離婚。または、夫婦でありながら双方の接触がなく、会話もなく相手に無関心。いわゆる家庭内別居の状態になる
- 一度離婚してしまったら、発達障害に理解のあるパートナーは現れず、ずっと独身。孤独のまま老後と死を迎える
以上は,私自身の結婚生活や、重度のアスペルガー症候群あるいは自閉症スペクトラム障害の私の父親と健常者の母親の夫婦関係を踏まえたものです。ちなみに、両親は、離婚はしておりませんが、家族に関心を持たず自分の殻に閉じこもり、何べん注意しても同じことを繰り返し、全く治そうとせず、夫婦間の会話もないのです。糖尿病でだいぶ体が弱っていますので、早く死んでくれと願っています。
未診断ですがおそらく重度のアスペルガー症候群であると思われる父親の事を詳しく以下の記事で書いています。興味があったらご覧ください。
発達障害で認知症がますますひどく父親とどう向き合えばいいのか?
発達障害者が最悪の人生を回避する方法
自分が発達障害であることを知り、受け入れる事
発達障害のある人は、自分が発達障害であることを分からず、仕事や家庭生活がうまくいかないのはただの性格の問題だと思っている人が多いと思います。発達障害の特性が現れているにも拘らず、未診断の方が多いと思います
性格の場合は、努力すれば治るのではないかと思うのですが、発達障害の場合は、生まれつきの脳機能の障害ですので治りません。発達障害のある人は、無意識のうちに問題行動をしてしまうのです。
周囲の人とコミュニケーションがうまくいかない、慌ててしまう、そそっかしくてどうしようもない、自分の物がどこにあるかわからなくていつも探し物ばかりしている、やることが多い時に何からやっていいか分からなくてパニックになってしまう、などといった症状がある方は、精神科あるいは心療内科を受診してみる事をお勧めします。
自分が発達障害と診断されれば、今まで苦しんでいたことが性格ではなく脳が関係した事なんだ。ある意味し方のない事なんだと納得し、気が楽になります。
発達障害と受診されたら精神障害福祉手帳を取得する
精神科あるいは心療内科を受診して発達障害と診断されたら精神障害者福祉手帳を取得しましょう。精神障害福祉手帳を取得することによってさまざまなメリットが得られます。
障害者枠で就職活動が出来る
障害者手帳があれば、障害者枠で就職活動が出来ます。障害者枠というのは、このブログで何度も紹介していますが、このメリットは次の通りです。
- 自分の能力と適正に応じた仕事に就ける
- 通院や治療に配慮してもらえる
- 周囲の理解が得やすい
発達障害や精神障害があると仕事を続けるのが難しい場合があります。障害者枠で働く事が出来れば給料など待遇面で一般雇用に比べて格段に劣りますが、即戦力を求められ、使い物にならないとすぐに解雇され、発達障害に対しての理解も求めることが出来いような発達障害や精神障害を持つ者にとってはある意味地獄のような一般雇用に比べて、安心して長い期間働けるという点ではとてもいいと思います。
少なくても、自分に合わない仕事や発達障害の理解を得られない一般企業に働いてすぐ首にされ、無職になり収入がなくなるよりはよっぽどいいでしょう。
家庭生活において パートナーに理解と協力を求める
アスペルガー症候群の場合
アスペルガー症候群あるいは自閉症スペクトラム障害のパートナーを持つ方は、思い通りに動いてくれないパートナーに対してイライラするでしょう。こちらがいくら気を使ってあげても自分の殻に閉じこもり「何を言ってもいう事を聞いてくれない」のでものすごくイライラして頭に来ます。
このように身近に精神障害や発達障害者がいる場合、例えば結婚生活のパートーナがそうであるとき心身の支障をきたしてしまう症状をカサンドラ症候群と言います。うちの母はまさしくカサンドラ症候群でしょう。
カサンドラ症候群の症状として次の事が揚げられます。
- 偏頭痛
- 体重の増加または減少
- 自己評価の低下
- パニック障害
- 抑うつ
- 無気力
- 自律神経失調症
パートナーのカサンドラ症候群が引き金になってますます当事者である相手につらく当たってしまいます。怒鳴ったり、手をあげたり。
しかし、決して相手に対して怒鳴ったり、暴力的に手を上げてはいけません。かえって意固地になり、ますます自閉的傾向が強くなります。従って、「相手はコミュニケーションが苦手なんだな」と相手の特性を理解して、怒りたくなる衝動を抑えて我慢することも大切です。
しかし、それだけではストレスが溜まってしまうので、ときには自助グループなどに参加して悩みを吐き出すのもいいと思います。
ADHDの場合
ADHDのある人がもしパートナーである場合、家庭がうまく長続きしません。少なくとも失敗しました。結婚していましたがパートナーの理解が得られなかったので離婚しました。もし、理解を得られていたら離婚せずに結婚生活を維持できたでしょう。
パートナーに自分がADHDであることを理解させ、協力して家庭生活を円滑にできるようにしたいです。具体的には、忘れ物や失くしものが多いのはADHDの特性の一つですが、パートナーは単にだらしないといって切り捨てたりせず、いっしょにどうすればよくなるか考えてほしいです。
また行動の抜け漏れを防ぐ為ののやることのリストや忘れ物を防ぐ為の持ち物チェック表を台所の冷蔵庫に貼る事を許してもらったりすることです。
まとめ
発達障害のある人の人生は、健常者に比べ、重くて暗い人生が待ち受けています。それを回避するるには、本人の努力も必要ですが、周囲の人の理解と支援も必要です。特に結婚生活においては、伴侶となるパートナーは発達障害の特性をよく理解し寛容に受け止めることが出来なければ関係は長続きしません。
自分の場合は、結婚生活は破たんしましたが、ADHDであることを知り、それを受け入れたことで、特例子会社に就職することができ、社会生活の再スタートをすることが出来ました。あのまま、自分が発達障害と診断を受けず、一般企業への転退職を繰り返していたらと思うと、無職になって最悪の人生を歩み始めるかと思うとゾッとします。自分が発達障害であることが分かって本当に良かったと思います。
引用元
http://adhd1134.xsrv.jp/2017/09/02/post-679/
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