職場で「イラつく瞬間」ランキング
08.31 14:52日刊SPA!
年を重ねれば丸くなり、心穏やかに過ごせるものだと思っていたら、どうやらそうもいかないらしい。30・40代のサラリーマン200人へのアンケートでは半数以上がイラつく頻度の増加を実感していた。その怒りへの対処法をプロに直撃してみた。
◆価値観の断絶と効率化が不機嫌なオフィスをつくる
「喜怒哀楽」と言うが、現代社会においてもっとも頻度の高い感情が「怒り」だろう。アンケートによると、過半数が一日に2~3回以上、約1割は10回以上も“イライラ”に襲われている。
しかも、約6割が「年を重ねるごとにイライラが増す」という結果も。心理カウンセラーの大嶋信頼氏は、そのメカニズムをこう解説する。
「“怒り”とは防衛本能から生じる感情です。イライラ指数が最大だった『トイレにはいったら、うんこが流れてなかった』も本能からくる怒りですよね。
ただ、この防衛本能の発展形として、“自分がコントロールできない事象”へも怒りが湧きます。『思い通りにいかない=将来的に自分を脅かすリスク』となるからです」
リスクという観点から考えると、「日常生活でイライラすることの多い対象は?」という質問に対して、上司・部下・他人に数字が集中し、家族や友人は対象外なのも納得。
特に、働き盛りのサラリーマンにとって、「職場」はもっともイライラに遭遇しやすいシーンだ。アンガーマネジメントの第一人者として企業で研修を行う安藤俊介氏は、SPA!世代を取り巻く環境をこう分析。
「バブル世代の上司、ゆとり世代の部下と価値観の異なる上司と部下に挟まれ、それぞれが仕事に対する考えを共有しづらい。特に20代後半以下と大きな断絶があり、互いにイライラしがちです」
「新人が電話を取ろうとしない」(108人)、「新人が雑用をやらない」(104人)などは典型的だろう。また、コラムニストの石原壮一郎氏は「行きすぎた効率化の反動がイライラを生む」と指摘。
「本来、いろんなペースの人がいるのに、効率至上主義があたかも正義となり、些細な無駄に神経を尖らせるようになっている。『もっと効率的に動けよ!』と思っていても、それは所詮、自分の基準でしかないと自覚すべきでしょう」
「エレベーターを閉めない」(80人)、「長電話」(70人)なども、相手にとってはそれがマイペース。
「すべてに対して『絶対に許せない!』と怒っていると、エネルギーを浪費して、自分の生産性も落ちる。イライラしても『まあ、許せる』という許容範囲を広げていけば、仕事の生産性も人間関係も改善していきますよ」(安藤氏)
<職場でイライラする瞬間ランキング>
・トイレのうんこがちゃんと流されていなかった 113人
・「今立て込んでいるので折り返します!」と言ったまま電話の折り返しがない 111人
・新人が会社にかかってきた電話をまったく取ろうとしない 108人
・人の成功も失敗も「俺は最初からこうなると思っていた」と先読みしていた俺アピールする 106人
・新人が「効率的じゃない」「合理的じゃない」と言って雑用をやりたがらない 104人
・忙しいときに限って話しかけられる 103人
・会議中ずっと発言していなかったくせに、土壇場でひっくり返すようなそもそも論を展開する 101人
・残業している人が先に帰る人に対して「冷たい」「自分勝手」と言う 95人
・パソコンを開いた瞬間に自動更新が始まってしまい何もできなくなる 93人
・社内で誰かをつかまえては長話に興じている 90人
・「ブレスト」や「リマインド」「アサイン」など、「日本語でいいんじゃないか?」って言葉をわざわざカタカナ語で言う 84人
・「あーはいはいはい」「そういうことね」など独り言が多くてうるさい 80人
・エレベーターのパネルの前に立つ人が開閉ボタンを押さない 80人
・社内での会話の声がめちゃくちゃデカい 80人
・忙しいときにかかってきた知らない番号からの電話に出たら、不動産投資の勧誘電話だった 80人
・帰り際にPCをシャットダウンしようとして、あやまって「再起動」してしまった 78人
・おじさんが「古い人間でパソコンやネットのことはよくわからないから教えて」とこちらの仕事を中断させられる 76人
・会社のエレベーターが混んでいて各階に停まり、目的の階まで行くのに時間がかかる 76人
・仕事の連絡をLINE(ショートメールなど)でしてくる 72人
・メールに署名欄がなく、のちのち会社の住所や連絡先を確認しようとしたときに何もわからない 71人
・打ち合わせや外回りを口実に会議を平気でサボる 71人
・10分以上の長電話をしてくる 70人
・有休を取るのはいいがホワイトボードにわざわざ「旅先」など浮かれた情報が書かれている 69人
・会議資料やプレゼンが無駄にポップだった 67人
・不在着信に気づいて即折り返したのに電話に出ない 64人
・AppleWatch、マストドンなど新しいものをすぐに取り入れて情強アピールする 57人
・名刺を複数持っている(肩書たくさん持ってるアピール) 55人
・新人の報連相が多すぎて仕事が滞ってしまう 54人
・ホワイトボードに書かれた「NR」「直帰」という文字 38人
【石原壮一郎氏】
コラムニスト。『大人養成講座』などを発表した“大人力”の第一人者。近著に、『大人の言葉の選び方』(日本文芸社)がある。伊勢うどん普及活動も行っている
【安藤俊介氏】
コンサルタント。日本アンガーマネジメント協会代表理事。著書に『怒りに負ける人、怒りを生かす人』(朝日新聞出版)、『叱り方の教科書』(総合科学出版)など
【大嶋信頼氏】
心理カウンセラー。インサイト・カウンセリング代表取締役。これまでの臨床経験は7万件以上。近著に『ちいさなことにイライラしなくなる本』(マガジンハウス)
― [イライラする社会]への処方箋 ―引用元
「喜怒哀楽」と言うが、現代社会においてもっとも頻度の高い感情が「怒り」だろう。アンケートによると、過半数が一日に2~3回以上、約1割は10回以上も“イライラ”に襲われている。[…]
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