「4人以上」になると会話が苦手になる人の解決法とは?

06.12 06:30ダ・ヴィンチニュース

『なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』(岩本武範/サンマーク出版)

 1対1だと会話に困らないのに、いや、3人までの会話ならば楽しくできるのに、4人以上になると途端に話しづらくなる。話せていないのは自分だけ。他はワイワイ楽しそう。なんだか自分が「コミュ障」な気がしてくる…。
 こんな体験をしたことがある読者はいるだろうか。ちなみに私は…日常茶飯事だ(泣)。先日、男女6人で代々木公園に集まる機会があった。みんなでブルーシートを広げて、楽しくワイワイしていた。…私を除いた5人が(号泣)。
 なぜこのようなことが起こるのだろうか。『なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』(岩本武範/サンマーク出版)によると、科学的な根拠があるという。行動分析士であり、京都大学で社会人博士として心理研究を行っている著者の岩本武範氏が、その原因を述べている。ずばり…「脳の処理能力」が追いついていないのだ。

 脳にとって会話とは、言葉と思考の応酬。1対1ならばなんとなく処理できるが、複数人との会話になると、脳がパンク状態になる。これが4人以上の場になると会話ができなくなる正体だ。しかし「私ってアホだったのか……」と嘆かなくていい。岩本氏によると、多くの人々は「4人以上の場が苦手」な傾向にあるそうだ。
 原因が脳の処理能力ということは、脳を活性化させることができれば解決も可能だ。脳にはコミュニケーションを司る部位「前頭葉」がある。ここを、活性化させる方法をご紹介したい。ポイントは、脳の血流を良くすることだ。

 プレゼン上手な人ほど、手がよく動いている傾向にある。前頭葉と手は密接な関係にあり、手を刺激することで「会話脳」も刺激され、脳の血流が良くなるという。そこで岩本氏は「グーパー」を繰り返す動作を提案している。

【やり方】
1 じゃんけんのグーの形で手を握る。このとき爪の先で手のひらが刺激されるように少し強めに力を込める。
2 指をできるだけ遠くへ伸ばすようなイメージで手を思いっきり開く
3 これを1秒間に2回のペースで、30秒から1分間くり返す

 飲みの席などで困ったとき、ぜひテーブルの下でひっそり試してみてほしい。しかしやりすぎは禁物。脳は刺激だけでなく、疲れにも敏感なのだ。
 また、岩本氏によると、貧乏ゆすりは「会話脳」に効果をもたらしてくれるらしい。本書の説明をざっくりすると、そもそも足は血流を良くするためのパーツ。ところが重力によって足に血がたまりがち。そこで貧乏ゆすりをすることで、滞りがちな血流を効果的に全身へと循環させるのだ。したがって、背筋を伸ばしてリラックスしながら自分の好きなリズムで5分間、両足で貧乏ゆすりを試してほしいとのこと。貧乏ゆすりに抵抗があるなら、足首を回すだけでも効果があるとか。
 最後にもう1つ。それは「私は今、会話脳を刺激している」と意識しながら取り組むこと。いわゆる「プラシーボ効果」に近く、意識する効果は科学的にも証明されているそうだ。
 本書ではこの他にも、「コミュ障」感がなくなる方法、「3つのどう?」で会話を無理なく広げる方法、話しかけてほしい人を見抜く方法などを、心理的アプローチより紹介している。読者のみなさんも本書と会話脳をフル活用し、明日から4人以上の場で得意げにコミュニケーションを取ってほしい。

文=いのうえゆきひろ

引用元

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 班目幸寛(まだらめゆきひろ) フェイスブック ページへ  友達申請を是非♪  1978年生まれの宮城県出身。  元々は建築科、専門学校卒業後、建築関連の仕事に就いたがが、当人がADHDの気があり(白に近いグレー)、その時の苦労を元にカウンセラーのキャリアをスタート。  カウンセリングのメインは発達障害のカウンセリングだったが、カウンセリングを行うにつれ幅が広がり『分かっているのにできない、やめれない事』等、不倫の恋、経営者の意思決定なども行う。(相談案内へ)  趣味はバイク・自転車・アウトドア・ミリタリーグッズ収集・国内外旅行でリスクティカー。 『昨日よりも若くて、スマート』が日々の目標。  愛読書はV,Eフランクル 放送大学 心理と教養卒業 / 臨床心理プログラム 大学院 選科履修

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