去年(2013年)の2月から副業としてスーパーの早朝レジのアルバイトをしています。
早起きが苦手で小学生、中学生の頃は寝坊ばかりしていた僕がどうやって1年間遅刻せずアルバイトに行くことができたでしょうか。
早起きのコツは日々の様々な寝坊対策にあります。
いきなり全部を試すのは大変ですので目次を見ていただき、やりやすい方法を選んでみてください。
※なお、中学生・高校生の寝坊・遅刻・不登校は起立性調節障害(OD)の可能性もあります。
起立性調節障害に関しては以下のページにまとめましたので、ご参照ください。
起立性調節障害(OD)
目次 [非表示]
- 早起きのきっかけ:副業を始める
- 早起きの不安。コンプレックスの寝坊癖を治したい
- 寝坊を防ぐために僕がやった8つの対策
- 1.大好きなテレビゲームを辞める
- 2.食事の量、寝る直前に満腹になるまで食べない
- 早起きにアルコールは大敵(失敗談)
- 3.寝る前にビタミン剤で寝起きのだるさに打ち勝つ
- 4.起きるときに体や部屋の暖かさは重要
- ストーブをタイマーでスタートさせ部屋を暖める
- 体温を温めるのに電気毛布を使う
- 5.カーテンを開けて寝る(光を浴びるのは睡眠と起床に密接に関係)
- 膝裏で光を感じる?これには反論も。
- 【光】セロトニンは太陽光に反応して分泌される
- 室内灯では2500lxに足らない
- どうしても起きれない人は光目覚まし時計の検討を
- 6.スマホや携帯電話の時計を12〜13分早める
- 7.目覚まし時計を3つ使う
- スマホのデフォルト機能のアラームは必須
- どれくらい眠れるかひと目で分かる目覚ましアプリ「Rise」
- 確実に起きられる殿堂入り寝坊対策アプリ「Sleep Cycle」
- 8.第四のアラーム(家族のアラームを使う)
- おまけ:目を覚ました後は…
- 寝起きを良くするなら朝の水分、朝食は食べたほうがいい
- ここまでやっても二度寝だけは気をつけて!
- まとめ:早起きのコツは家族や複数のモノに頼りまくる
- 余談:人間は人生の3分の2しか起きていない
早起きのきっかけ:副業を始める
アルバイトの動機は本業の仕事の昇給が見込まれないことです。
貯金と生活を向上させようと思い、副業を迫られます。
近所のスーパーでアルバイトの募集を見つけ、時間は朝6時30分から9時までの約2時間30分。
これならアルバイトをしてから、本業の仕事に行くことができます。
会社によっては副業ができないこともあると思いますので就業規則などを確認して下さい。
早起きの不安。コンプレックスの寝坊癖を治したい
アルバイトは午前6時30分から始業。
それに間に合わせるためには、少なくとも5時00分〜5時30分には起床して、6時10分には家を出ないといけません。
本業に影響のない好都合なアルバイトが見つかったとはいえ、僕には小中高時代に寝坊を克服できなかった経験があります。
早起きが苦手だった小学生時代、寝起きが悪く、クラスの中で僕だけいつも遅刻をしていました。
親は今で言うシングルマザーで夜の仕事をしていたこともあり、朝は寝ています。
遅く起きるものですから余裕が無く、寝ぐせができた状態で登校したり靴下を履かないで登校することも当たり前でした。
中学生のときは寝坊したことから急いで家を飛び出し、階段を滑って落ちたりすることもありました。
高校生のときは登校時にバスに乗り遅れることもありました。
もちろん、目覚まし時計はかけています。
いつも何事もギリギリ。
時間にルーズで友達との待ち合わせも時間どおりに行くことが苦手でした。
このような経験から、自分は寝坊してしまう人間なんだと思い込み、人として失格であるというコンプレックスが根付いていました。
…とはいえ、いまは家計の足しにするためにも克服しなくてはいけません。
何よりスーパーの開店に携わる業務ですので、僕が寝坊してしまったら開店ができなくなってしまいます。
寝坊を防ぐために僕がやった8つの対策
寝坊の原因は睡眠だけでなく、寝る前にどのようなことをしていたかも重要です。
1.大好きなテレビゲームを辞める
オンラインゲームはとても楽しすぎて時間を忘れます。
Call of Dutyシリーズは特に大好きでMW2、ブラックオプス、MW3とずっとやって来きた戦争ゲームです。
ゲームの戦績が悪いと、あともう1戦、また悪いと、もう1戦…ついついやってしまいます。
試合のスタイルにもよりますが、1回のプレイが15分−25分くらいだったりするので、没頭してしまうと終わるのが午前1時や2時になることはしばしばでした。
翌朝5時には起きるのに。
当たり前ですがこれでは起きれる訳がありません。
これを、ゲームが発売したらフラゲして、次のタイトルが出るまで飽きずにいままで延々と続けていたのです。
これはもう依存症といえるほどでゲーム中毒、FPS中毒です。
ついにはゲームのやりすぎでPS3が壊れてしまったことでゲームを辞めます。
幸か不幸か、ハードを修理したり買い換えるお金が無かったので辞められました。
いまでもやりたくなることはありますが、時間が無限に吸い込まれていくことを考えると怖くてなかなか手が出せません。
ゲーム機本体が壊れたことで、高くて購入しにくいというハードルが出来たことは良い効果でもあると思います。
加減や我慢ができない僕は、ゲームがあればまたゲームの奴隷になるのです。
(常に新作をやりたい衝動に駆られています)
僕はタバコもお酒もやりませんが、このような感覚は禁煙、禁酒に近い感覚なのではないかと思っています。
なお、FPSゲーム(一人称視点シューティングゲーム)はギャンブルなどでみられる中毒性があるという研究結果があります。
ハンガリー出身の心理学者であるミハイ・チクセントミハイ氏によると、ゲーマーたちがFPS中毒になってしまう理由は、派手な映像や暴力的な描写などではなく、FPSをプレイすることによって作り出される「フロー」と呼ばれる精神状態にあるそうです。
<中略>
心理学におけるフローとは、人間がそのときしていることに完全に浸り、極度の幸福感を生み出す精神状態のことで、ギャンブルやチェスのプレイ中や、登山中などに発生。
フローを一度味わってしまうと快感を忘れられず、その行動を何度も繰り返すようになってしまう恐れが生じます。
「ゲーム依存症の理由は特別な精神状態に陥ること」と心理
フロー状態により何度もくりかえすという点では登山などのスポーツならばゴールもあり健康的にも良い効果がありますが、金銭に影響するギャンブルや時間に影響するゲームに没入してしまうのは日常生活では問題といえそうです。
このような知識を知っているだけでも「やったら辞められなくなる」と理論的に理解できます。
2.食事の量、寝る直前に満腹になるまで食べない
満腹状態で寝ると、消化しきれていないようで、明らかに寝起きが悪くなります。
僕がブラック企業で働いていたときは、夜中の1時に帰ってきてストレスからドカ食いし、翌朝起きられないということが何度もありました。
前職では勤務時間が長かったため、仕事が終わるのが22時や23時頃でした。
13時頃に昼食を摂っているので、お腹はペコペコです。
間食と言えるものは缶コーヒー1本くらい。
夕飯は24時間営業のスーパーで値下がりしたお弁当を買ったりしていました。
24時〜25時頃に自宅に着き、もともと痩せている体格ですのでとにかく量を食べて、翌日も早いので26時頃には寝ます。
(疲れたのでお風呂は翌日です)
なんだか空腹がおさまらない気がしてお弁当を食べたあと、食パン(ダブルソフト)にジャムをつけて1斤食べるなんてことも何度かしたことがあります。
このような食事をしたときの翌日は大変です。
前日に食べたものの影響が大きく、脂っこいものやごはんやラーメンなどといった炭水化物を食べた翌日は起きても胃がもたれており、寝起きは最悪です。
現在は満腹まで食べたい気持ちを抑えるのは大変なので、
お腹が減る前に早めにおやつなどの軽食で空腹を抑えたり、
夕食では腹8分目〜9分目にし、
いままでご飯をどんぶり1杯食べていたのをお茶碗の半分くらいにして、
肉・魚・豆といったタンパク質を意識して多めに摂るようにしています。
早起きにアルコールは大敵(失敗談)
寝る前のアルコールはもってのほかです。
社会人になって間もない頃の僕の失敗談です。
前の日にお酒を飲んだ日はどんなに目覚まし時計をセットしようが翌日完全に寝坊してしまったことがあります。
午前6時に起きたかったのに、起きたのが午前10時で仕事は完全に遅刻です。
携帯に会社や上司からの着歴がびっしり残っており、これには戦慄しました。
血の気が引くとはこのことだと身を持って経験しました。
何件も留守番電話に残っているメッセージは要件が解っているからこそ聴くのが恐かったです。
9時には出勤しなければならないのに当時は自宅と会社が遠く、通勤だけで2時間かかるのにこの時間に起きてしまい絶望的になりました。
とにかく新幹線に飛び乗って出勤したものの大遅刻です。
言い訳ができませんので、とにかく平謝りでした。
誠意を伝えるために数日は他の従業員よりもとにかく仕事を頑張りました。
といっても、どんなに仕事を頑張っても生産性なんて簡単には上がりません。
僕には残業をしたりする形でしか誠意を見せることが出来ませんでした。
結局、自分で眠る時間を削ってしまったのは言うまでもありません。
しかしこの一件で気になるのは電話の呼出音で起きられないということです。
よく、モーニングコールってありますが、僕の場合はアルコールを飲んでしまうと電話や目覚ましなど、どんなに大きな音でも効果が無いということです。
このときの失敗で仕事も人より出来ないのに、朝もろくに起きれない、時間も守れない、人に迷惑をかける・・・本当に自分は人間のクズだなとショックが大きかったことをいまでも覚えています。
もともとお酒にあまり強くないこともあり、これに凝りてなるべく飲み会に参加しなくなったのはもちろんですが、
どうしても付き合いで飲み会に参加しなければならないときはアルコールの弱いものを選んだり、
水を多めに飲んだりと周りの空気を壊さない程度に飲んでいるフリをしています。
寝酒でアルコールが無いと眠れない人も居るかもしれません。
しかし、寝る前のアルコールによって熟睡を阻害する要因にもなっていますので、飲まないと寝れない人は一度飲まずに就寝を試みてはいかがでしょうか。
3.寝る前にビタミン剤で寝起きのだるさに打ち勝つ
時間通りに目が覚めても寝起きがダラダラとしてしまう時がありますよね。
また、体調が良いと目が覚めてからすぐにスッと起き上がれるときもありますよね。
これを栄養面からカバーするという考えです。
「ビタトレールEXP」というビタミンB1の補給を助けるビタミン剤です。
【効 能】
【1】次の諸症状の緩和:眼精疲労、筋肉痛・関節痛(肩こり、腰痛、五十肩など)、神経痛、手足のしびれ。
※ただし、1ヶ月ほど使用しても改善されなかった場合は、医者または薬剤師に相談すること。
【2】次の場合のビタミンB1・ビタミンB6・ビタミンB12補給:肉体疲労時、病中病後の体力低下時、妊娠・授乳期。http://www.medicine-plus.co.jp/product/v_exp.html
通常、豚肉などに含まれるビタミンB1は単体では水に溶けやすく体に吸収されにくい物質です。
そこでにんにくなどに含まれるアリシン(匂いの元)とビタミンB1が合わさると「アリチアミン」という体内に吸収されやすいビタミンB1になります。
このようにアリチアミンは食べ合わせで補給ができますが、にんにくを食べるのは接客業をしているとなかなか難しいのが実情です。
そこで、ビタミンB1を含む食材(豚肉、ハム、大豆、ウナギ、たらこなど)と一緒に摂ることにより、
成分の「ビタミンB1誘導体フルスルチアミン」がビタミンB1を体に吸収しやすくします。
炭水化物は体内で糖になりますが、ビタミンB1と一緒に摂取することをおすすめします。
ビタミンB1は糖からエネルギーを作る手助けをし、不足は疲れの原因になります。
ビタミンB1は老廃物の代謝、疲労回復、食欲増進に効果があり、夏バテ防止に多大な効果がある栄養素です。
僕はいつも寝る前に飲んでいますが、寝る前に飲む理由は起きた時に効果を出したいこと、この薬を飲んだあとは息がにんにくの匂いがするような気がするためです。
「ような」というのは、実際には周囲が感じるようなにんにく臭を放っている訳ではないのですが、鼻から抜ける息が臭う気がして不快感になります。
このため日中はなるべく飲むのを控えています。
このビタミン剤はインチキくさい名前ですが、第3類医薬品でアリナミンEXプラスのジェネリックですので、価格は安く成分は同等というものです。
炭水化物大好き人間なのでジェネリックで安く手に入るので重宝しています。
近隣のドラッグストアでは取り扱いがないため、いつもネットで購入しています。
いつも妙に体がだるい、お米やパン、甘いものが大好きな人は検討してみてください。
4.起きるときに体や部屋の暖かさは重要
アルバイトを始めた頃は去年の2月、とても寒くなかなか布団を抜けだせません。
体が冷え、布団が暖かくて気持ちいいのですから仕方ありませんが、ならば自分を温めれば良いと思い始めました。
ストーブをタイマーでスタートさせ部屋を暖める
石油ファンヒーターを買い、タイマー機能を寝る前に設定しておき、起きる頃に部屋が暖かくなるように仕掛けるようにしました。
慣れるとストーブが起動する「ガチャ」という音で朝目覚めるようになります。
放っておくと狭い寝室がどんどん暑くなっていくので、どちらかというと部屋を暖めるよりも、 起動してしまったストーブを「消さないといけない」という気持ちで起こさせる方が強いかもしれません。
暖めるという点ではエアコンがある人はエアコンで設定するのもいいでしょう。
体温を温めるのに電気毛布を使う
僕は痩せているので人一倍、体が冷えやすく寒さを感じやすいです。
寒いとなかなか起きれないので、同じ気温でも他の人よりも寝起きが悪く布団が恋しくなります。
現在、ストーブにとって変わったのが電気毛布を使用することです。
断言しますが、電気毛布で体が温まっていると起きやすさが違ってきます。
僕は寝ているだけでしもやけになるくらいの冷え性なので、電気代がかかってしまいますがこれなしでは寝られません。
もともと電気毛布は持っていましたが、古くなりぜんぜん温まらないために買い換えました。
5.カーテンを開けて寝る(光を浴びるのは睡眠と起床に密接に関係)
寝ている時に部屋へ明るさを入れるのが目的です。
あまりにも早い早朝だと冬は効果はありませんが、日の出が早い夏には効果があります。
日光の明るさが部屋に入ってくるので、体が起きやすくなります。
陽の光が入っているのと、真っ暗な状態では目が開きやすいです。
また、過去には人間の膝の裏には光を感じるセンサーがあるため、膝の裏に太陽光が当たると目が覚めるという説がありました。(過去形)
この研究結果がテレビのニュースで紹介されたときには信じていたのですが現在では否定されています。
結局、目が光を感じ取っているという結論が出ていることに注目しましょう。
膝裏で光を感じる?これには反論も。
Scienceより。 膝裏への光の効果は否定?膝の裏は光を感じていて体内時計を調節することもできてしまう、ということが1998年に報告されています。 Scienceに掲載されたこの論文では、
- 3時間、目で光を浴びる
- 3時間、膝裏に光を浴びる
- 光を浴びない
の3パターンで10日間実験を行ったところ、膝裏に光を当てたグループでは体内時計がリセットされたと報告しています。 しかし、この膝裏への光の効果には反論もあります。 別の研究グループが、同様の実験を、膝裏に光を浴びるグループにしっかり目隠しをして行ったところ、体内時計のリセットは起こらなかったという論文が2002年にScienceに掲載されました。 1998年の実験は、膝裏に光を当てたときに目にも光が届いていただけかも、ということです。 光は目に入らないと効果が無い?皮膚でも感じる可能性もhttp://www.yonaki-taisaku.com/faq/eye.html
また、太陽の光(2,500ルクス以上の光)はこのほかにもセロトニンを分泌する大切な要素でもあります。
【光】セロトニンは太陽光に反応して分泌される
セロトニンが分泌される(体が朝と認識する)条件の1つが、2500ルクス以上の光を浴びる事。
室内灯では2500lxに足らない
光の強さは「ルクス(lx)」という単位で表されます。 JISが規定する明るさの目安では、「リビングで人が集まる時は150lx~300lx」。「書斎で、読書や勉強を行うには、500lx~1000lx」とされており、2500lxには全く足りません。
一方、太陽光を調べてみると、「日中の直射日光が100,000lx」。「曇っている日でさえ5,000lx」と十分な明るさがある事が分かります。 つまり、2500ルクス以上の日光を浴びるには『外』へ出る必要があるという事です
1日15分でセロトニンをバンバン増やす運動が簡単すぎる
太陽に当たることでセロトニンが分泌されますが、そのセロトニンが中心となり朝に脳が覚醒し、夜にはメラトニンが分泌され睡眠が促される体内時計のリズム(サーカディアンリズム)が安定するという理研による研究結果もあります。
しかし、僕を含め寝坊をしてしまう人はまず起きることが先決ですので、自分からアクションを起こさなくても光を浴びるように寝る前にカーテンを開けたり、日が差し込む位置にベッドを移動させるなどの工夫が必要です。
(このため日の出の遅い冬はどうしても光量が少なく寝起きが悪くなってしまう傾向があります)
生活のリズムを正したい、朝方の生活に矯正したい(夜に眠くならない)という人は朝に太陽光や強い光を浴びることを始めてみてはいかかがでしょうか。
僕の出勤時間午前6時頃ですので、冬はまだ暗いうちですので日光に当たることができませんが、春から秋の間は日が登っています。
太陽の光が当たるとポジティブな気分になるのですが、おそらくセロトニンが分泌されているからでしょうか。
どうしても起きれない人は光目覚まし時計の検討を
ちなみに、人間の光を感じるセンサーを応用した光で起きる目覚まし時計というものがあります。
部屋や季節によっては太陽の光が届かない場合がありますが、光目覚まし時計の特徴は太陽のような明るさを強力なLEDの光で再現するということで場所や時間を問わず強い光を浴びることができます。
人間の体質を研究した理にかなった製品といえます。
エナジーライト「インティスクエア」
インティはムーンムーン株式会社が作る小型の光目覚まし時計です。
同社は睡眠を専門に商品を開発しているメーカーで「オキロー」「エナジーライトインティ」「インティスクエア」といった強い光量の光目覚まし時計を作ってきたメーカーです。
光目覚まし時計は現時点で考えられる究極の目覚まし時計だと思います。
光目覚まし時計に関してもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
光目覚まし時計の特徴と効果、その選び方
2016年4月3日追記:
インティは2016年にインティスクエアにモデルチェンジしました。
旧型の丸いインティは現時点では入荷の目処が立っていないとのことです。
インティスクエアに関する詳しいレビューは下記をご参照ください。
inti SQUARE(インティスクエア) 新型 光目覚まし時計 実体験レビュー
6.スマホや携帯電話の時計を12〜13分早める
普段起きるときは携帯電話のアラームを使っています。
実は、僕は10分や5分など時間を早めるということで失敗したことがあります。
10分、5分などキッチリとした数字の場合、時間を見た時に自分で「この時計は5分早めたからまだ大丈夫だ」などと自分で補正してしまいます。
せっかく時間をずらしたのにもとの木阿弥です。
このような失敗経験から、自分の身に付ける時計はだいたいの時間が分かればいいと割り切り、きっちり12分とかではなく、12分43秒といったように半端にずらしています。
というか、どれくらいずれているか把握していませんし、知ったら意味がありません。
時計を見るたびに「もうこんな時間か!」と焦るようになるのですぐに効果はあります。
このデメリットは「いま何時?」と聞かれて正確な時間を答えられないことです。
正確な時間を知りたいときは、身の回りの正確な時計を探すか、周りにいる人に聞きます。
そもそも時計を持っていない人の方が少ないので気になるほどのデメリットではありません。
7.目覚まし時計を3つ使う
目覚まし時計をいくつ使うかは自由ですが自分に合ったものを使うのがいいと思います。
スマホのデフォルト機能のアラームは必須
iPhone純正アプリのアラーム機能、スヌーズ機能もあり、鳴るとうるさい音を着信音として入れて、
目覚まし設定を起きる時間近くで10個近く登録してあります。
アラームを消す手間が相当かかりますがかなり強力です。
どれくらい眠れるかひと目で分かる目覚ましアプリ「Rise」
iPhoneアプリの「Rise」見た目がきれいなアラームです。
1つの時間しか登録できませんが、現在の時間から予定時刻までの時間が表示されるのでいまから何時間眠れるかがひと目で確認できます。
早起きには関係ありませんが上下にスクロールすると時間と併せてグラデーションが変化するのが綺麗です。
確実に起きられる殿堂入り寝坊対策アプリ「Sleep Cycle」
3つ目のアラームはスリープサイクルです。
僕の早起きはこのアプリ無しでは語れません。
有名すぎて使っている人も多いのではないでしょうか。
説明するまでもありませんが、ご存じない方へ向けて説明をします。
枕の横に置くことで、寝返りなどによる人の動きから睡眠の度合いをチェックします。
人間の睡眠サイクルであるレム睡眠、ノンレム睡眠に合わせて、セット時刻に近い眠りが浅くなった時にアラームを鳴らしてくれます。
このため、セット時刻よりも約30分にアラームが鳴ることがありますが、起きれないことよりも早く起きれた方がいいです。 これを使うまでは、自分で90分周期を計算し、その時間に起きるように手動でアラームをかけたりしていましたが、セットした後に寝付くのが遅くなるとズレが生じるため、正確ではありませんでした。
このアプリの欠点は早めに起きてしまうとまだ大丈夫だと思って二度寝してしまいますので、iPhoneのアラーム機能をたくさん設定することで二度寝防止策として補完しています。
このアプリは2012年10月01日から使用していますので、かれこれ1年以上使っています。
有料アプリ(2014/02/25日時点では100円)ですが、価格以上の成果を発揮しているとてもいいアプリで、Appstoreの機能で友人や彼女に贈ったこともあります。
8.第四のアラーム(家族のアラームを使う)
隣で寝る彼女の携帯のアラームを4つ目のアラームとして登録しています。
寝る前に「明日はアルバイトだからアラームかけて」とお願いしています。
実は彼女も寝起きが悪いので起こしてもらうことができません。
自分が先に起きてアラームを止めないと、寝起きの不機嫌な彼女に「うるさいから早く止めなさいよ!」と怒られるという寸法です。
意外と早く起きてしまった時に発生する二度寝の誘惑を防ぐには絶大な効果があると思っています。
コツとしては、自分が起きる時間の30分後ごろ(既に起きているべき時間)にかけています。
彼女のアラームがなっているのに寝ぼけ眼だったときは明らかに二度寝です。
二度寝だと一瞬で気付き危機感を持つようにという考えからです。
当たり前のことですが不甲斐ない自分のために協力してくれる彼女には感謝の気持ちを忘れないようにしています。
もちろん、彼女が早起きするときは僕が先に起きて起こしてあげるようにしています。
一緒に寝る人がいる人は検討してみてください。
おまけ:目を覚ました後は…
寝起きを良くするなら朝の水分、朝食は食べたほうがいい
起きてからちゃんと目を覚ますならば水分や食事を口にすると胃が活発に動いてくれますのでオススメです。
食べ過ぎは血糖値が上昇して食後に眠くなりますのでおすすめしません。
起き抜けに水分を取ると便が出やすいというメリットも有り便秘の方にはおすすめです。
しかし、僕のアルバイトでは2時間ほど仕事をしますが、その間は僕一人で交代出来ません。トイレには行けません。
そのため、朝起きてからは何も飲まず食べずに仕事に行きます。
僕は代わりとして体を起こすためと髪の毛の寝グセを直すために朝にシャワーを浴びています。
ここまでやっても二度寝だけは気をつけて!
これらの方法を駆使してなんとか目が覚めた僕。
何重にもかけたアラームをひととおり消してから「まだ時間があるからベッドの中で少しぼーっとしていよう」なんて思った時点で二度寝確定です。
当たり前ですが、一切の安全装置装置を解除してしまったら誰も起こしてくれません。
慣れは恐いもので、うっかり二度寝してしまい、かなり肝を冷やしたことがあります。
正直、目を覚ますのは簡単です。
一番恐いのはアラームを消して油断してしまうことだと思います。
最近はベッドから立つまではアラームを残しておくなど、用心するようにしています。
不安な方はベッドから遠いところに目覚ましを置くのがよいでしょう。
まとめ:早起きのコツは家族や複数のモノに頼りまくる
Q&Aサイトでは「絶対に起きると決心する」「やる気や気持ちの問題」などといったアドバイスがありますが、精神論は僕の経験から何の役にも立ちません。
そもそも、絶対に寝坊してしまう人は「必ず起きよう」など寝る前には決めているものです。
しかし、朝になると「もう少しだけ寝よう」などと決心を容易に変えてしまいます。
「気持ち・マインド」といった精神論はすぐに形が変わる曖昧なものです。
もともと意思の弱い僕はそんなものに頼ってはいけないのです。
また、「寝坊したときのことを想像する」などは脅迫観念に苛まれ、穏やかに寝ることが出来ないためおすすめしません。
ただでさえ眠る時間が少ないのに、唯一リラックスできる時間までストレスを抱えて眠りたくありませんよね。
他人に「起こしてね」などとお願いするのはいいことだと思いますが、対策がひとつだけというのはいけません。
ひとつのものに頼るのはそれが機能しなかったときそのまま寝坊つながりますし、何より人のせいにして自分で改善しようとしなくなります。
さらに人に起こしてもらうのは自分で起きるよりも起きにくいというデータもあるそうです。
睡眠を邪魔されることに対する反発でしょうか。
意思が弱い僕がいきついたのはいかにして複数の方法を使い寝坊を防ぐかということなのです。
結局、自分というのは不安定なものであり行きたい方向に細かな方法を積み上げて道を作ってあげるということでした。
寝坊をしてしまう人は一人の力では朝起きることもできない弱い人間です。
協力してくれた人には感謝の気持ちは忘れないようにしましょう。
余談:人間は人生の3分の2しか起きていない
よく「人生の3分の1は睡眠」と言われます。
これは逆に言うと、3分の2しか起きていないということです。
おおざっぱに寿命が100歳としたら起きている時間はだいたい66年です。
僕はいま31歳ですので、残りの人生69年の3分の2で起きている時間はだいたい46年くらい。
みんなが100歳まで生きるとは限りませんが、そう考えたときに意外と人生って短いなって思いました。
良質な睡眠ももちろん大切ですが、いままでは眠りすぎて起きれなかった自分が過去にはいました。
そのせいで起きている時間を台無しにしてしまったこともあります。
いまは早起きしたこの時間を有意義に使えないか考えています。
短い人生で何をするのか、何ができるのかもっと考える必要があります。
おっと、夜遅くまで記事を書いていたらもうこんな時間・・・。