昨今、芸能界や政界を騒がせている不倫だが、不倫自体はスポットライトを浴びる華やかな業界に限って頻発する話ではない。ご近所さんから職場でも、不倫の噂を耳にしたことがある人もいることだろう。それはつまり世の中に男女が存在する限り、どこでも不倫問題が起こり得ると言っても過言ではないのだ。しかも不倫調査のプロである探偵に言わせると、中でも特に不倫が多い業界や場所、職業があるという。そこで、数多くの調査実績を持つリッツ横浜探偵社の山村佳子さんに、話を聞いた。
■やっぱり!?医療業界で多発する痴情のもつれ
人の健康と命を見つめる病院・医療業界だが、その裏では男女の愛憎劇が繰り広げられていることがあるらしい。
「医師と看護師はもちろん、最近増えてきた男性看護師の浮気も多いです。夜勤がある職場では家族に勤務をごまかしやすいのと、人間関係のストレスが多い職場であることが不倫に走る主な要因のようです。また、妻子持ちイケメン先生を若い看護師が取り合っていたり、若い男性看護師が女性看護師だらけの中、ハーレム状態で複数の相手と交際していたりで、病院近くのラブホテルで不倫相手同士が遭遇したこともありました」(山村さん)
多忙、ストレス、不規則な勤務時間など、医療業界は不倫関係が起きやすい条件が揃っているのである。
■自由な時間とお金をあわせ持つ経営者の午後の情事
また、会社経営である程度成功している経営者にも不倫が多いそうだ
「金回りがよく、スケジュールも自分で管理できる会社経営者の不倫も多いです。とある社長さんは、朝会社に一瞬顔を出すと、それ以降愛人宅に入り浸り、午後からは2時間おきの慌ただしいスケジュールで別の愛人宅をはしごしていました。経営者の仲間同士で不倫サークルのようなものを作り、その中で愛人を交換や譲渡している人もいました。ご主人が貧しかったころから支えてきた奥様にとっては特に耐え難いことらしく、徹底的に調査し、複数いる愛人を全員退治したいとのご要望が多いです」(山村さん)
成功した後に、苦労を共にしてくれた妻をないがしろにする……。これは芸能界だけではなく、どこの業界でも見られる傾向のようだ。
■やりくり上手な「昼顔妻」の巧妙な手口
そして意外にも不倫人口が多いのが、専業主婦だという。
「意外と多いのが専業主婦の方です。朝に家族を送りだした後、かなりのスピードで支度をし、男と待ち合わせ。郊外のモールに車を乗り捨て、男の車でラブホテルに行ったりするのが定番です。夕方には車を停めていたモールで買い物し、何食わぬ顔で夕食の準備を済ませ、知らん顔でご主人をお迎えします。さすが時間のやりくりが上手いです」(山村さん)
大型スーパーマーケットの駐車場には、このような「昼顔妻」たちがたくさんいるのかもしれない。
上記で紹介したのはごく一部であり、他にも拘束時間の長いマスコミ業界、担当エリア内で繰り返し同じ女性と顔を合わせることがある配送業などでも不倫は見られるという。また、若い女性アルバイトが多い飲食店などでも多いと山村さんは教えてくれた。これらはあくまで、探偵が見てきた実例であり、すべての状況に当てはまるわけではない。しかし、不倫が起きやすい環境や状況などを把握するためのヒントとなることは間違いないだろう。
「教えて!goo」では「浮気や不倫をされたことがある方に質問です。浮気や不倫に気づいたきっかけは?」ということで皆さんの意見を募集中だ。
● 専門家プロフィール:山村 佳子
夫婦カウンセラー、探偵。2013年、リッツ横浜探偵社 設立。夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績は3,000件に及ぶ。小学館「Suits-woman.jp」で「みんなの浮気事件簿」を連載中。教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)
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