子どもをネット依存にさせないためにすべきこと – エキサイトニュース

「うちの子、親のスマートフォンを奪ってゲームやら動画やら、すごく長い時間やっていて困っているのですが、どうすればよいでしょうか」。
ネット社会ですから、こういったお悩みについてよく相談を受けます。
でも、この親御さんのご相談に“落とし穴”があるって気づいていますか?
今日は「うちの子、ネット依存かも?」と思ったら、どのようにすれば良いか、一緒に考えてみましょう。

長時間ネットをする子どもはイライラしがち?

さて、朝日新聞の最近の記事で、こんなことが報道されていましたね。
「インターネットに長時間ふれている子どもほど日常的にイライラし、勉強への自信がなくなる」。
近畿地方の大学研究者が、小中学生 約5700名にアンケート調査をしての分析結果です。
「ネット依存の子どもほど社会性や学力が身につきにくく、犯罪に巻き込まれる危険性も高まる。子どもが納得できるネット使用のルールを大人が関わりながらつくる必要がある」。
そんな風に書かれていました。

子どもにネットとの上手な付き合い方をどのように伝えるか

今の社会の中で、インターネットと付き合っていかなければならないのは当然の流れ。
上手に付き合っていけば、わが子が未来で生き抜く上で、とても可能性のある道具であることは確かです。
ではどのように付き合っていけば良いのか?

いや、親御さんの立場であれば、ちょっと違いますね。
どのようにわが子にネットとの上手な付き合い方を伝えていけば良いのか?
そこのところが知りたいのではないでしょうか。
ご相談いただいた親御さんに、3つの質問をしました。
「すごく長い時間ってどれくらいですか?」
「その時間、何をしているか知っていますか?」
「親御さんはどのようなことに困っていますか?」
時間は答えられたものの、お子さんがネットで何をしているか、また親御さんはどう困っているかは曖昧でした。

「なんとなく心配」では、解決の仕様がありません。
ハッキリ言ってしまえば、お子さんに関心がないということなのです。
そして、きっと世間で流される「ネット依存」の情報に触れていたり、周りの親子も同じような悩みをもっているのを知っていたりする程度。
一度、じっくりお子さんを観察してみてください。
同時に、親御さん自身が何を感じて、どう考えているのかを書き出してみてください。

学校へ行って帰ってきて、習い事があったりなどで、家で過ごす時間は限られています。
家で過ごす時間のどれくらいをネットに使い、具体的に何をしているのか。
スマホやタブレット、パソコンなどを使われて、自分はどう困っているのか。
わが子の様子を見て、親として、一番身近な大人として「おや?」と感じることはあるでしょうか。
あるのだとしたら、「私はこう感じたけれど、どう思う?」と話して聞いてみてください。

また、お子さんがネットを使うことで、親御さん自身が困っていることがあるのだとしたら、やっぱり話して聞いてみてください。
「私はこんな風に困っているんだけど、お互い気持ちよくネットと付き合うために、どのようにすれば良いと思う?」と。
頭ごなしに叱りつけて話すのではなく、落ち着いて話せる場をつくった上で、お願いします。

ネットとの付き合い方を親子で一緒に考える

お子さんは自分なりの答えをもっていますよ。
そして、その自分に関心をもってほしいと思っているものです。
だから、ちゃんと親御さん自身の考えを伝え、一緒に考えてみることをおススメします。
すると、親子が「お互いに気持ちよくネットと付き合う」ためのルールや決め事を一緒に作っていくことができます。
もちろん、ちゃんと守ることのできるものができますよ。
まずは、もう一度、わが子に関心の目を向けてみてください。

ちなみに、おとなり中国ではネット依存について、こんな診断基準が取り決められたそうです。
「学習と仕事以外の目的に、毎日のネット利用時間が平均で6時間あるいはそれ以上に達し、ネット中毒症状にあてはまる時期が3カ月、あるいはそれ以上ある」
あなたのお子さんは、いかがですか?
今こそ、親子で考え直してみるチャンスです。

(藤原 伸浩/学習教室講師/ 心理カウンセラー)

引用元

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 班目幸寛(まだらめゆきひろ) フェイスブック ページへ  友達申請を是非♪  1978年生まれの宮城県出身。  元々は建築科、専門学校卒業後、建築関連の仕事に就いたがが、当人がADHDの気があり(白に近いグレー)、その時の苦労を元にカウンセラーのキャリアをスタート。  カウンセリングのメインは発達障害のカウンセリングだったが、カウンセリングを行うにつれ幅が広がり『分かっているのにできない、やめれない事』等、不倫の恋、経営者の意思決定なども行う。(相談案内へ)  趣味はバイク・自転車・アウトドア・ミリタリーグッズ収集・国内外旅行でリスクティカー。 『昨日よりも若くて、スマート』が日々の目標。  愛読書はV,Eフランクル 放送大学 心理と教養卒業 / 臨床心理プログラム 大学院 選科履修

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