それはストレス解消になるからです。
自身も、よく、水槽の前でボケェ~としてカメにエサを与え鑑賞しています。
統合失調症や、ADHDにも効果があると書いてある記事を見つけたので下に貼ります。↓
医療現場でも効能に注目 アニマルセラピー
ペットとしての動物の存在は、人間にとって欠かせないものとなっている。家族として、また友人として、ペットが人間に与える癒しは、計り知れないほど大きい。アメリカでは、動物との接触による療法は、アニマル・アシステッド・アクティビティーズ(AAA)、ペットセラピー、アニマル・アシステッド・セラピー(AAT)、ドッグセラピーなどさまざまに呼ばれ、積極的に取り入れる医療現場も増えている。現況を報告する。 精神的ダメージを受けた子どもに対する療法としても注目
アメリカで、初めて動物が治療に使われたのは1944年といわれる。イギリスではさらに遡って1792年、精神的疾患患者にウサギや鶏を使ったのが始まり。今では、心臓病、高血圧からエイズ、がんといったあらゆる疾患の治療現場で、訓練された動物が提供されている。
そうしたサービスの提供でよく知られる団体、Delta Societyによると、アメリカを始めとする5カ国で行われているペット・パートナーズ・プログラムには4,000以上のチームが活躍しており、DeltaチームもAAA、AATサービスを60万時間以上提供しているという。
AATは、精神的ダメージを受けた子どもに対する療法としてかなり注目を集めている。例えば、両親の死、別居や離婚、身体的・性的虐待を受けるなど心理的外傷を負った子どもに対する犬を使ったAATは、治療を進めやすくする効果があるという。
セラピストは子どもに対し、身の回りに起こったこと、経験したことを犬に話すように指示をする。「子どもは、多くの場合、自分の身に起こったことを、見も知らぬ大人やセラピストには話さない」とセラピストはいう。犬を介して、セラピストは治療の糸口、ヒントを得ようとする。
また、あるAATチームの犬は毎月、ワシントンのセントヴィンセント病院で行われる精神疾患患者のグループセラピーに参加している。この犬は車座に座った患者の間を自由に行き来し、一人一人の膝に頭を乗せたり、患者が触れるに任せている。高齢者の行動変化やリハビリに効果をあげる
養老介護ホームでAATが用いられるケースもある。オーストラリアで行われたプログラムでは、ホームに住む高齢者60人の犬との関わり方を観察したが、 6ヶ月間で入居高齢者の興味や会話、行動に変化が起こり、日常行事への参加が増大したと報告している。特に高齢者用のホームでは、家族の見舞いが少なかっ たり、全く無い高齢者がいるため、そうした場合にAATがかなりの効果をあげているという。
また、卒中で倒れた患者のリハビリの一環としてAATが使われることもある。患者が犬にボールを投げ、取ってこさせるなどの筋肉調整リハビリを行ってい る。犬を参加させることで、リハビリはきつくて辛いというイメージを取り除き、リハビリを続けさせることを目指している。
統合失調症やADHD(注意欠陥多動性)の治療でも採用
イスラエルでは、統合失調症の治療にAATを採用した研究もある。Technion Institute of Technologyなどの研究者グループは、患者を2グループに分け、一方の治療セッションに犬を参加させてみた。
このセッションは、毎週1時間、10週間続けられた。犬は、患者が自ら指示する時を除き、直接患者のもとに走っていかないよう訓練されている。患者は犬 と散歩をしたり、犬の世話など、ペットに関する様々な話題についてディスカッションを行う。さらに、別のグループでは、内容は同じ(ペットの話題でディス カッション)だが犬の参加がないセッションを受けた。
2グループの患者を比べると、当初はどちらも同じような改善を見せたが、セッションが進むにつれ、犬の参加があったグループは、少しずつだが日常生活に 参加する意欲を見せる、感情を表現するなどの改善がかなり目立つようになったという。また、ADHD(注意欠陥多動性)患者の治療にもAATが採用され、 効果をあげていることも報告されている。
心臓発作や高血圧のリスク低下にも貢献
動物が身近にいることの効果は、いろいろな研究で報告されている。例えば、口内疾患で外科手術が予定されている患者を対象にした研究では、手術を数分後に控えた患者に水槽の熱帯魚を見せたところ、手術を前にした患者の緊張状態が緩和されたことを伝えている。
また、心臓発作で入院中の患者92人を調べた研究では、ペットを飼っている患者の死亡率が1年以内でわずか6%、一方、ペットを飼っていない患者は28%を示したことが分った。
1999年、バッファロー大学が行った研究では、高血圧を示す株式取引業者48人を対象に調べたが、強いストレスを受ける状況では、ペットの飼い主の方が低い数値を示したと指摘している。年間の診察料や薬代が節約
オーストラリアで行われた研究でも、犬やネコを飼っている患者が医師を訪れる回数は年に4.41回、一方、何も飼っていない患者は5回で、年間の診察料が4,475万ドル、薬代が3,143万ドル、入院費は18,630万ドルとなるなど節約できると推定されている。
同じような調査がニューヨーク、テキサスなどの養老施設でも行われたが、ペットの飼い主の方が1日当たりに掛かる薬代が少なく平均1.18ドルだった。ペットのいない被験者は平均3.80ドルだと報告されている。
ストレスやうつ症状の緩和などメンタルな面で有効性
その他にも、ペットの飼い主は飼っていない被験者に比べ、コレステロール値やトリグリセリド値がかなり低い(1992年)、ペットは心臓発作による死亡率を3%減少させる(1980年)といった研究報告が続々発表されている。
UCLAが行っているPeople-Animal Connection(PAC)研究プロジェクトでは、ボランティアが毎月、病院入院患者400人のもとを犬連れで訪問しているが、研究主宰のコール氏に よると、犬の訪問は、患者が不安感を取り除き、自負心を取り戻すことに大きく貢献しているという。
このように、動物との結びつきは、生理学的な面だけでなく、家族を亡くす、離婚をする、あるいはレイプなどの事件の被害者が陥るストレスやうつ状態を緩和するなど、患者の精神的な面でもかなりの有効性を見せているという。
動物の衛生面でのケアなど残された課題も
一方、「AATが有効的であり、こうしたプログラムを取り入れることは何の異論も無いが」と、Winchester Medical CenterでAATプログラムを執り行っているボランティア・ディレクターはある懸念を表す。
まず、AATに不適合な動物が病院など機関に出入りする恐れがあることだ。盲導犬や介護犬などと同じように、こうした犬は相当の訓練を受けている必要が ある。また、病院などへ出入りする場合、必ず身体を洗い殺菌されるなど様々な条件が課せられる。「ともかくAATは新しい分野であり、しっかりとした規準 が確立されていない。従って、AATに不適合な動物を使用した場合、患者に有効であるよりむしろ害を与える恐れも考えられる」と述べている。
また、家庭でペットを飼う場合も、動物アレルギーや動物嫌い、散歩などペットへの世話が十分はたせる、ペットの健康維持、特にペットへの医療費は高額と なる場合が多い――など多くの条件をクリアできるかどうか、十分検討してから飼って欲しいと専門家はアドバイスしている。
引用元:http://www.daiwa-pharm.com/info/world/2436/
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