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見た目は大人、心は子供…ピーターパン症候群とは

7月16日 15:00

オトコクラス

見た目は大人、心は子供…ピーターパン症候群とは

見た目は大人、心は子供…ピーターパン症候群とは

ピーターパン症候群…名前は知っていてもどのようなものなのか詳しく理解されている方は少ないのではないでしょうか。今回は、ピーターパン症候群がどのようなもので、どんな症状があるのかなど、詳しくご説明します。 

ピーターパン症候群とは? 
ピーターパン症候群とは、パーソナリティ障害の一種であり、体だけが大人で気持ちは子供のままであるような人の事を指します。その特徴や症状から社会的な適合性や協調性に乏しく、周囲に迷惑をかける場合が見られます。 
特に、男性にその症状が多く見られ、その特徴から自覚症状がない場合がほとんどであると言われています。また、似た症状が起こる精神疾患としては以下のようなものがあります。 
青い鳥症候群 アダルトチルドレン 
ピーターパン症候群を含め、上記の似た精神疾患について明確な定義が決まっているわけではありませんが、その症状や特徴には共通した部分が多く見られます。 

ピーターパン症候群の傾向 
ピーターパン症候群とされる人にはどのような特徴があるのでしょうか。その主な特徴が以下となります。 
自己中心的かつ、責任を他人に転嫁する。 自分の理想を重要とし、妄想を抱くことが多いナルシストである。 寂しがり屋だが、その性格から真の友達ができにくい。 プライドが高く、一人前としての振る舞いをすることに喜びを感じる。 感情のコントロールができず、キレやすかったり、過度に興奮したりする。 
以上のように、基本は自分の考えや理想を正とし、それにそぐわない他人の考えは認めないという特徴があるため、仕事などでの過ちを自分の責任として考えない傾向にあります。 
そのため、誰かと一緒にはいたいけれども自分が主人公である事を求め、自分の理想に合わないと納得できないことから、結局は孤独な立場になりがちです。 
ただし、プライドが高いという一面もあるため、男らしく、または大人としての行動をする事でかろうじて仲間や恋人を作っているという事も多いようです。 

ピーターパン症候群はどんな人がなりやすい? 
では何故、ピーターパン症候群になってしまうのでしょうか。ピーターパン症候群にはわがまま、自分本位、孤独という共通点があります。幼少期から大人になる過程での甘やかしが、人から愛情を受ける事を当たり前にしてしまうため、ピーターパン症候群を引き起こす原因と言われています。 
それとは反対に、幼少期に過度な孤独を感じて育った場合についても、愛情を受ける、与えるといった方法が分からず、ピーターパン症候群になりやすいとも言われています。 
つまり、親への依存が原因で個人としての心が育たなかった、または、孤独な環境から愛情を感じる事が出来なかった事がピーターパン症候群の原因となるのです。 
こういった事から、初めての子供である長男にその傾向が多く見られるとされており、常に自分の行動を見守ってくれている安心感や、何かあれば助けてもらえるという甘えを残したまま大人になってしまい、物事が自分の思った通りに進まない場合にストレスを感じるようになります。 
貧困などの家庭環境で孤独を感じて育った場合においては、人からの愛情をどう受けたら良いか分からず、また、自分からの愛情表現をどう表したらよいか分からないといった事が起こるため、人に認めてもらうために独立した大人の振る舞いで自分を演じるようになるのです。 

ピーターパン症候群は治療できるの? 
では、ピーターパン症候群と判明した場合、その治療法はあるのでしょうか。そもそも、ピーターパン症候群には明確な定義があるわけではありませんので、その度合いも個々に違い、薬や決められた治療法があるわけではありません。 
しかし、その症状が顕著に表れていて、社会生活に支障をきたすほどであれば精神科医などにカウンセリングを受けると良いでしょう。また、それほどではなくても自覚症状や周囲の人から指摘されるような事があるのなら、以下のような事を意識して自分で治していく必要があります。 
自分を客観的に見つめ、反省する心を持つ。 人の言う事にはしっかり耳を傾けて理解する。 自分に足りない部分や弱い部分を認めてさらけ出す。 自分と他人には差がない事を理解する。 
育った環境で起こる症状のため、自分の意志ですぐに治せるものではありません。しかし、上記を意識する事で周囲との共同作業などもできるようになり、今までと物事の見方が変わってくるため、ピーターパン症候群から脱することに繋がっていくのです。 

まとめ 
ピーターパン症候群とはその人の性格でもあると捉えられるため、それを一つの精神疾患として認識する事は少ないかもしれません。社会生活の中での自分の一つ一つの行動を思い返すと、実はピーターパン症候群なのかもしれないと思える場面は、誰にでもある事だと思います。 
不安に思う事があればまずは周りの人に相談したり、カウンセリングなどを受けてみると良いでしょう。自分がピーターパン症候群ではないかと疑いがあるのであれば、まずはそれを自覚して治していく事が、心豊かな生活を送っていく上で大切なのです。 

引用元

http://news.ameba.jp/20170716-410/

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 班目幸寛(まだらめゆきひろ) フェイスブック ページへ  友達申請を是非♪  1978年生まれの宮城県出身。  元々は建築科、専門学校卒業後、建築関連の仕事に就いたがが、当人がADHDの気があり(白に近いグレー)、その時の苦労を元にカウンセラーのキャリアをスタート。  カウンセリングのメインは発達障害のカウンセリングだったが、カウンセリングを行うにつれ幅が広がり『分かっているのにできない、やめれない事』等、不倫の恋、経営者の意思決定なども行う。(相談案内へ)  趣味はバイク・自転車・アウトドア・ミリタリーグッズ収集・国内外旅行でリスクティカー。 『昨日よりも若くて、スマート』が日々の目標。  愛読書はV,Eフランクル 放送大学 心理と教養卒業 / 臨床心理プログラム 大学院 選科履修

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