つまらない会話で損をしないために – WSJ

つまらない会話で損をしないために

キャリアが失速する場合も

 私たちは皆どこかで、つまらない雑談に付き合わされたことがあるだろう。しかし、この会話の底なし沼を避ける方法があるとしたら?

 誰かが「休暇から戻ったばかりだ」と言うと、4人に3人は話がそれ以上発展しそうにない返答をする。例えば「いいなあ。自分も休暇をとりたい」などだ。そこで「1番楽しかった日はどう過ごしたか」など、もっと話が発展しそうな返答をすると、会話がそのまま終わるのを防げる。雇用主を対象に人脈作りの助言や、企業研修を手がけるコンサルティング会社コンタクツ・カウントが実施したリサーチの結論だ。

 私たちは日常交わす会話の大半で絶好の機会を逃している。相手を有意義な会話に引き込む能力は、相手があなたと知り合いになりたいと思うかや、あなたのことを覚えておくかの決め手になり得る。これを学ばないことで、キャリアが失速する場合もある。

企業のトレーナーで、ソーシャルスキルに関する新著「Captivate(仮訳:相手をとりこにする)」を出したばかりのバネッサ・バンエドワーズ氏は、大学在学中から卒業後にかけての数年間、人脈作りのイベントに参加してきたが、気付くと同じ会話を繰り返していたと話す。「お仕事は何をされているのですか?そうですか。どこの出身ですか。ああ、行ったことあります。近くに住んでいるのですか。では失礼、もう一杯ワインを取りに行くので」といった感じだ。

 そこで同氏は、良い意味で相手を少し驚かせるような会話の切り出し方を試みた。「最近、何か面白いことに取り組みましたか」とか、「夏に何か楽しい計画はありますか」などだ。

 少し大胆にいこうと思うときは、「個人的に熱心に取り組んでいることは何ですか」などと尋ねた。こうして、その後も連絡を取り続ける知り合いが増え始めたという。

つまらない会話に終止符を

 切り出された会話にどう答えるかで、その会話が退屈なものになるか、それとも、1歩踏み込んだものになるかが決まり得る。

切り出し:2カ月前に越してきたばかりです。 
つまらない返答:わたしはここに10年住んでいます。 
発展的な返答:新しい街に慣れるまでというのは、どんな感じですか。

切り出し:この講演者の話はとても面白いものでした。 
つまらない返答:わたしもそう思いました。 
発展的な返答:特にどこが良かったですか。 

切り出し:新しい会社を始めました。 
つまらない返答:わたしはXYZ社に勤めています。 
発展的な返答:会社を成功させるために、どのような人材を求めていますか。

切り出し:こう暑いと、参りますね。 
つまらない返答:そうですね。早く涼しくなって欲しいです。 
発展的な返答:この暑さが人々の気分や仕事ぶりに影響すると思いますか。

 研究によると、人は会ったときに感情移入した相手のことを覚えている可能性が大きい。バンエドワーズ氏によると、「今日1日の大きな出来事は?」など、楽しさを呼び起こすような会話の切り出し方をすると、記憶に残る面白い会話に発展する傾向がある。

 このような切り出し方には、失敗のリスクもある。バンエドワーズ氏は最近、出張の際に出会った見知らぬ人に最近取り組んでいて楽しいことは何かと尋ねた。男性は仕事が嫌いだと話し、最近離婚したばかりだと答えた。同氏は正直に話してくれたことに感謝し、男性に同情して、関係がマンネリ化したときにそこからどう抜け出すかなどについて男性にブレーンストーミングさせることで、その場を切り抜けたという。

 コンタクツ・カウントが1000人を対象に調査したところによると、見知らぬ人に突っ込んだ質問をすることに価値を見いだしている人は4人に1人にとどまる。同社のCEOで、人脈作りに関する書籍の共著者でもあるリン・ウェイモン氏は、そうすることがリスキーになり得ると話す。「思考を促すような質問をするとき、わたしは相手により多くを求めることになる。このときわたしは、相手がこの会話の中に居続けるのは、相手もここから何かを得たいと思っているからだと想定する。つまり、相手が部屋の反対側にいる誰かを見つけて、『スーザン(またはボブ)と話さなくては』などと言い出さないと想定するのだ。だが、こうしてできるつながりは、ずっと強固で長続きする」と同氏は語る。

 企業幹部のリクルーターをしているビル・ストークス氏が17年間にわたる友情を築くきっかけとなったのは、資金集めのイベントで会った女性に「リラックスするために何をしますか」と聞かれたことだった。同氏は農場で育ったので、競馬を見に行くのが好きだと答えた。すると、その女性は、レースから引退して引き取り手がない競走馬を救うことが自分の楽しみだと語った。こうして、2人の間に友情が芽生えたという。

引用元

http://jp.wsj.com/articles/SB11885244261179044396204583164350904663458?reflink=line
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 班目幸寛(まだらめゆきひろ) フェイスブック ページへ  友達申請を是非♪  1978年生まれの宮城県出身。  元々は建築科、専門学校卒業後、建築関連の仕事に就いたがが、当人がADHDの気があり(白に近いグレー)、その時の苦労を元にカウンセラーのキャリアをスタート。  カウンセリングのメインは発達障害のカウンセリングだったが、カウンセリングを行うにつれ幅が広がり『分かっているのにできない、やめれない事』等、不倫の恋、経営者の意思決定なども行う。(相談案内へ)  趣味はバイク・自転車・アウトドア・ミリタリーグッズ収集・国内外旅行でリスクティカー。 『昨日よりも若くて、スマート』が日々の目標。  愛読書はV,Eフランクル 放送大学 心理と教養卒業 / 臨床心理プログラム 大学院 選科履修