東京新聞:母の死に長年苦しむ 英ヘンリー王子告白
2017年4月17日 夕刊
フランス北部ビミーを9日、訪れた英王室のヘンリー王子(右)=ゲッティ・共同
【ロンドン=共同】英王室のヘンリー王子(32)は17日付の英紙デーリー・テレグラフのインタビューで、20年前の母ダイアナ元妃の事故死によって長年にわたり精神的に苦しみ、数年前にはカウンセリングも受けたことを告白した。
元妃が1997年8月にパリで事故死した際、次男のヘンリー王子は12歳。その後「20年間(近く)、感情をずっと閉ざしてきた」といい、それが「私生活にも仕事にも深刻な影響を及ぼしてきた」と明かした。
特に20代の後半には2年にわたって深刻な精神の不調に悩まされ、「誰かを殴りつける一歩手前」となり、カウンセラーを頼るようになったという。一人で抱え込まないようにとの兄のウィリアム王子の助言に従った形で「兄は大きな支えになってくれた」と話した。
カウンセリングに加えてボクシングに取り組んだことも奏功し、今は「いい状態だ」という。ヘンリー王子は一昨年まで約10年間、英軍で勤務。最近は米国の女優との交際で話題となった。
引用元
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