「がんでも、なぜか長生きする人の『心』の共通点」保坂隆著 | 日刊ゲンダイDIGITAL

 日本人の2人に1人が一生のうちにがんを経験するといわれる近年、注目が高まっているのが、「精神腫瘍学」だ。がんと心の関係を研究する学問であり、心のあり方が、がん治療そのものを左右することが明らかになってきた。

 がん患者の2割がうつ病を併発しているというデータがあるが、うつ病は免疫機能を低下させ、がん細胞と戦うナチュラルキラー細胞の活性度も急降下させる。結果、うつ病を併発している患者の方が転移や再発の確率が高まったり、寿命にも悪影響を及ぼすことが分かっているのだという。

 本書では、精神腫瘍学の第一人者が、がんと診断されたときの心の持ち方を伝授。例えば、がんが分かったとき大抵の患者は「自分の何がいけなかったのか」と考えがちだが、“原因”を追求したところで得るものはほとんどない。それよりも、がんになった“意味”を考えるようにし、がんを通して学ぶべきことを追求する。これは、うつ病対策にも有効だ。

 SNSを通じて「がん友」とつながることもお勧めだという。体験や不安をシェアすることは、孤独になりがちな心を支える大きな力となる。心が体にもたらす影響を、再認識させられる。(朝日新聞出版 1000円+税)
引用元

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/198375

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 班目幸寛(まだらめゆきひろ) フェイスブック ページへ  友達申請を是非♪  1978年生まれの宮城県出身。  元々は建築科、専門学校卒業後、建築関連の仕事に就いたがが、当人がADHDの気があり(白に近いグレー)、その時の苦労を元にカウンセラーのキャリアをスタート。  カウンセリングのメインは発達障害のカウンセリングだったが、カウンセリングを行うにつれ幅が広がり『分かっているのにできない、やめれない事』等、不倫の恋、経営者の意思決定なども行う。(相談案内へ)  趣味はバイク・自転車・アウトドア・ミリタリーグッズ収集・国内外旅行でリスクティカー。 『昨日よりも若くて、スマート』が日々の目標。  愛読書はV,Eフランクル 放送大学 心理と教養卒業 / 臨床心理プログラム 大学院 選科履修

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