小心者が変身”はがねのメンタル”の鍛え方 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online

小心者が変身”はがねのメンタル”の鍛え方

07.20 08:00PRESIDENT Online

現役時代、自閉症の息子と奥さんの看病をしながら、仕事に邁進した佐々木常夫さんに強い心を持つための秘訣を聞いた。

何度叱られても心が折れない人の正体

会社勤めをしていると、精神的に辛い状況に置かれることは少なくないと思います。特に経験が浅いうちは未熟ですから、上司からたび重なるダメ出しや叱責を受けて、心が折れそうになることもあるでしょう。そこで萎縮してしまわないために、ぜひ前提として知っておいてほしいことがあります。それは、「私たちは何のために仕事をするのか」ということです。

仕事を通じて成長することと、自分のチームや顧客、地域社会に貢献すること──。人間は、この2つに喜びを感じ、モチベーションが高まります。もちろん好きな女性に格好いい姿を見せたいとか、仕事をする理由は人それぞれで構いません。

要は、私たちが仕事をする意義は、自分の幸せをつかむことにあると納得できればいい。そのように働く意義を自分ゴト化して捉えることができれば、困難に直面してもエネルギーが湧いてくるものです。図太い人でも、小心者であっても心を支える土台は変わらないのです。

一方、この大前提がボヤけていると心が折れやすくなります。本来であれば、社会に出る前に家庭や学校で働く意義を教えていればいいのですが、そのケースは稀。だから、今の新入社員や若手社員は叱られると萎縮し、すぐにダメになってしまう。彼らには、仕事を教える前に、まずは働く意義から教える必要があるのです。

そうすれば、ピンチがチャンスであるということにも気づけるはずです。

私もかつて東レで営業を担当していた頃に、大きな失敗をしたことがあります。誤って強度の低い糸を出荷してしまい、そのことに気づいたのは、取引先がその糸で製品をつくってしまった後でした。聞いたその日に私は取引先のある熊本まで飛んでいき、正しい糸を無償で提供することと、誤った糸でつくられた製品をすべて買い上げることを取引先の社長に伝えました。すると、その対応の早さを社長に気に入ってもらえて、取引量を拡大することができました。

相手からの評価が悪くなったら、評価されるように改める。単純化して考えれば、ただそれだけの話であり、萎縮してやらないことは勿体ないと思えます。

職場の悩みを消すアドラー心理学

では、人間関係でヘコたれない心を持つにはどうすればいいか。ここでヒントになるのが、昨今、注目を集めているアドラー心理学です。

アドラーは、人間の悩みの原因はすべて対人関係にあると言っています。対人関係のトラブルがなぜ起こるかというと、他者の領域に土足で踏み込むからです。考えれば当たり前ですが、自分の考えはコントロールできても、他者の考えをコントロールすることはできません。他者の考えることを、あれこれ不安に思ったり不快に思ったりしても、一向に埒があきません。それこそが、「嫌われる勇気」を持てということだと私はとらえています。

ですから職場の噂話も同じで、気にする必要はありません。したい人にはさせておけばいい。あなたが間違ったことをしていないのであれば、自信を持てばいいのです。真実はいつも1つ。たとえ職場で悪い噂が広がったとしても、あなたが真摯な人間であれば、周囲の人たちは「あの人はそんなことはない」とわかってくれるでしょう。

サラリーマン人生では、上司とそりが合わずに辛いという困難にもどこかで直面するでしょう。

私自身も上司と衝突して左遷された経験があります。当時、同期の中で最初に取締役に選ばれていましたが、いきなり正規ルートを外され、社員30人の東レ経営研究所の社長になれ、という人事がくだりました。当時はトップを目指していたので、とても悔しかった。

サラリーマン諸君! 理不尽を引き受けよ

しかし、左遷先の東レ経営研究所では社長です。ほどなくして、部下に仕事を任せれば、自分の時間がいくらでもつくれることに気づきました。その頃、初めて執筆した本が10万部ほど売れ、やがて次から次へと出版や講演の依頼がくるようになりました。今、私が定年を過ぎてもこうして好きな仕事を続けていられるのは、そのときの人事を真正面から受け止めて置かれた場所で咲いたからです。

そもそも、上司に恵まれているという人は、そう多くないと思います。会社で仕事をしていくということは、理不尽なことを引き受けるということです。会社にいる以上、不愉快なことが山ほど出てくるのは当たり前のこと。ですから、その中でどうすれば楽しくやっていけるかを考えるべきでしょう。

サラリーマンには理不尽なことが多い半面、恵まれている面もたくさんあります。決められた時間だけ働けばいいし、休日もある。月々決まった給料がもらえて、退職すれば退職金までついてくる。農業や自営業の人たちからすれば、うらやましい限りです。そんな恵まれた環境で働いていることを自覚できれば、理不尽さも前向きに受け止められるのではないでしょうか。

[佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表 佐々木 常夫 構成=増田忠英 撮影=大沢尚芳]

引用元

現役時代、自閉症の息子と奥さんの看病をしながら、仕事に邁進した佐々木常夫さんに強い心を持つための秘訣を聞いた。

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 班目幸寛(まだらめゆきひろ) フェイスブック ページへ  友達申請を是非♪  1978年生まれの宮城県出身。  元々は建築科、専門学校卒業後、建築関連の仕事に就いたがが、当人がADHDの気があり(白に近いグレー)、その時の苦労を元にカウンセラーのキャリアをスタート。  カウンセリングのメインは発達障害のカウンセリングだったが、カウンセリングを行うにつれ幅が広がり『分かっているのにできない、やめれない事』等、不倫の恋、経営者の意思決定なども行う。(相談案内へ)  趣味はバイク・自転車・アウトドア・ミリタリーグッズ収集・国内外旅行でリスクティカー。 『昨日よりも若くて、スマート』が日々の目標。  愛読書はV,Eフランクル 放送大学 心理と教養卒業 / 臨床心理プログラム 大学院 選科履修

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