ソーシャルメディアが精神に及ぼす6つの悪影響 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

ソーシャルメディアが精神に及ぼす6つの悪影響

07.05 12:00Forbes JAPAN

健康に関する専門家たちの中には、座っていることは喫煙に等しいと訴える人たちもいる。座っていることに関連する病気の数と、それらの病気で命を落とす人たちの数を考えれば、私たちの健康にどれほど悪影響をもたらすかは明らかだ。だが、それとは別にもう一つ、私たちの精神的な健康に関して懸念すべき習慣がある。

米国小児科学会(AAP)は、幼い子供や十代の若者たちに対するネットいじめや「フェイスブックうつ」など、ソーシャルメディアがもたらす悪影響について警告している。ただし、それらの影響は世代を超えて、誰にでも当てはまるものと考えられる。過去の研究結果が示すソーシャルメディアの精神的幸福への6つの影響を、以下に紹介する。

1. 依存性がある

インターネット依存症やソーシャルメディア依存症というものが実際にあるのかどうか、専門家の意見は分かれている。だが、どちらについても存在の可能性を示す証拠となるものが確認されている。

英スウォンジー大学が行った研究では、ソーシャルメディアをはじめインターネットの使用を中止すると、引きこもりの状態に見られるような心理症状を経験することが分かった。また、その後の追跡調査により、使用をやめた人には小さいながらも測定可能なレベルの生理的影響が出ることが確認された。

2. 孤独感が増す

ある研究では、ソーシャルメディアの利用は社会的孤立感の増大と関連していることが分かった。研究チームは11のソーシャルメディア(フェイスブック、ツイッター、インスタグラムなど)を利用している人たちによるそれらの利用の程度と、「自覚している社会的孤立感の度合い」との関連性を調査した。

その結果、これらのサイトに費やす時間が長くなるほど、利用者本人が自覚する社会的孤立感が増していた。

3. 比較は精神的な「害」

フェイスブックが私たちに社会的な孤立感を与える要因には、他人と比較してしまうということがある。私たちが他人の投稿を「見上げる」(うらやましく思う)か「見下げる」(あなどる)かについて行ったある研究結果によれば、私たちはどちらの感情を持った場合にも、嫌な気分になることが分かった。

実生活の中では、私たちが嫌な気分になるのは誰かの方が自分より優れていると思い、うらやむときだ。だが、ソーシャルネットワークの世界ではどちらの感情を伴う比較も、抑うつ症状と関連していると見られる。

4. 嫉妬と「悪循環」を生む

フェイスブックを利用している際に感じる嫉妬やその他の否定的感情に関する研究結果をまとめた論文の著者らは、「フェイスブック上でのやり取りを通じて持つ嫉妬心だけを見ても、その大きさには驚くべきものがある」として、フェイスブックが不愉快な感情の「培養地」になっているとの考えを示した。

さらに、そのフェイスブックを使うことは、悪循環を招くことにもなる。つまり、嫉妬することでその人は、自分の生活を他人に対してより良く見せたいと思うようになり、他の誰かが嫉妬しそうな投稿をする。別の研究では、うつをフェイスブックと関連付けているのは嫉妬心だとの結論が導かれている。

5. 「助けになる」と誤解する

ソーシャルメディアに関する不健康なサイクルには、使用した後に嫌な気分になることが分かっていても、それでも使い続けるという悪循環が含まれている。そして、そうした行動に出てしまうことは恐らく、「感情予測エラー」と呼ばれるものが原因だとされる。例えば、私たちは薬を飲めば効果があると思って服用している。だが、実際には気分が悪くなることでも、「効果がある」と誤解して行っていることもある。

結果として悪化するにもかかわらず逆の効果を期待するのは、その他のタイプの依存症にかかっている人たちと同じ思考パターンだ。

6. 友人について誤解する

昨年初めに発表された調査結果によれば、ソーシャルメディア上の友人が多いことは、必ずしもより良い社会生活を送っていることを意味しない。私たちの脳が対応し切れる友人の数には限りがあり、その人たちとの友情を維持するには、バーチャルではなくリアルな社会的交流が必要だという。

孤独感は心身の健康に関するさまざまな問題(早死にを含む)に関連している。そして、実際の友人たちとは異なり、仮想の友人と過ごす時間に私たちを癒やす効果はない。

これらの結果はいずれも、ソーシャルメディアには何の利益もないと指摘しているわけではない。ただ、フェイスブックから少し離れてみることが、私たちの精神的な幸福を高めるのに役立つことを示している。

引用元

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 班目幸寛(まだらめゆきひろ) フェイスブック ページへ  友達申請を是非♪  1978年生まれの宮城県出身。  元々は建築科、専門学校卒業後、建築関連の仕事に就いたがが、当人がADHDの気があり(白に近いグレー)、その時の苦労を元にカウンセラーのキャリアをスタート。  カウンセリングのメインは発達障害のカウンセリングだったが、カウンセリングを行うにつれ幅が広がり『分かっているのにできない、やめれない事』等、不倫の恋、経営者の意思決定なども行う。(相談案内へ)  趣味はバイク・自転車・アウトドア・ミリタリーグッズ収集・国内外旅行でリスクティカー。 『昨日よりも若くて、スマート』が日々の目標。  愛読書はV,Eフランクル 放送大学 心理と教養卒業 / 臨床心理プログラム 大学院 選科履修

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