フェイスブックはわれわれを不幸にするか?

ILLUSTRATION: TOMASZ WALENTA

 あなたがもし、世界で約20億人に上る フェイスブック のアクティブユーザーの1人なら、ゴシップやニュース、動物の動画にあふれ、何かを自慢できる場があることは、抗しがたい魅力かもしれない。だが、それはあなたにとって良いものなのだろうか。

 米国の疫学専門誌「アメリ力ン・ジャーナル・オブ・エピデミオロジー」に最近掲載された研究によると、それは良くないようだ。フェイスブックを使えば使うほど健康度が下がり、人生に対する満足感が低くなるという。はっきり言えば、「いいね!」を押せば押すほど気分は悪くなるということだ。

 この論文を共同執筆したのは、カリフォルニア大学サンディエゴ校のホリー・シャキヤ助教(公衆衛生)と、イェール大学ヒューマン・ネイチャー・ラボのニコラス・クリスタキス所長。成人5208人を対象に、彼らのメンタルヘルスと社会生活を2年間にわたってモニターした。

被験者たちは、2013年から15年までの間、調査会社ギャラップが実施する全国的な世論調査に参加することに同意したほか、その間、自らの健康と社会生活、そしてフェイスブックの使用に関する情報を研究者と共有することにも同意した。

 別々の時期に3回行われた世論調査を使ったことで、研究者たちは被験者の健康と社会生活に関する有用な情報を得ることができ、被験者の感情や行動が2年間でどう変化したかを把握した。研究ではまた、被験者のフェイスブックの利用状況を直接モニターし、どのくらいの頻度で「いいね!」を押したかなどを調べた。

 研究では質問票を使い、被験者の社会生活についても尋ねた。実社会ではどのくらいの頻度で友人および知人と会ったか、会った相手とどのくらい親しいと感じたか、といった内容だ。質問票には、人生への満足感、メンタルヘルスや体重に関する質問もあった。

 その結果はと言うと、フェイスブックの利用は、社会的、身体的および精神的な健康の低下と密接に関連しているというものだった。例えば、他人の投稿に「いいね!」を押す、他人のリンクをクリックする、あるいは、自分のステータスを更新する回数が多くなる(平均から離れる)と、その後に精神面の問題を経験する可能性が5―8%高くなった。

 これに対しフェイスブックは、同社の研究者とカーネギー・メロン大学のロバート・クラウト教授が発表した論文を引き合いに出して反論。「インターネットが健康に与える影響は、その人の使い方による」と述べた。この論文では、フェイスブックで親しい友人から平均より多いコメントを受け取った人の生活満足度は、1~3%高かったとされていた。論文は、インターネットが感情に与える影響を測るのは難しいことも認めている。

 このほか過去2カ月では、若者のソーシャルメディア利用の否定的な側面に光を当てた研究論文が2件発表された。1件は米国人1787人を対象にした研究で、ソーシャルメディアが孤独感を募らせることが分かったとしている。もう1件は英国人1500人を対象にしたもので、ウェブサイト、とりわけ画像中心のサイトが、不安感を増幅し、自分にはあまり価値がないという感情を強めることが示された。

 シャキヤ助教とクリスタキス教授は今回の研究で、実世界における対面での社会的接触と、心理的かつ身体的に良好な健康状態との間に強い相関があることを突き止めた。これはこれまでの複数の研究結果と合致している。

 今回の研究の注目点は、2年間にわたってフェイスブックのデータに直接アクセスできたことだ。被験者の行動や考えが時間とともにどう変化したかがダイナミックに描かれたことで、彼らが既に悲しい気持ちにあったり、健康状態が悪かったりした時にフェイスブックの使用頻度が増えのか、それとも症状の発現ないし悪化とネット上のソーシャル活動との間に関連があったのか、といったことをうかがい知ることができた。

 それでも、さらなる研究が必要な部分も残されている。例えば、この研究で、ネット上のソーシャル活動が健康や満足感に悪影響を与えていたのはなぜかという点だ。クリスタキス教授が共同執筆した2016年の論文では、同じソーシャル活動と長寿との間に相関性があると指摘されていた。同教授によると、結論は、実社会でのやりとりをネット上の接触に置き換えることがメンタルヘルスの脅威になり得るということだ。「人々が本当に必要としているのは、真の友情と真のやりとりだ」と同教授は述べている。

引用元

http://jp.wsj.com/articles/SB12741019684339324672104583168521902623656?reflink=line
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 班目幸寛(まだらめゆきひろ) フェイスブック ページへ  友達申請を是非♪  1978年生まれの宮城県出身。  元々は建築科、専門学校卒業後、建築関連の仕事に就いたがが、当人がADHDの気があり(白に近いグレー)、その時の苦労を元にカウンセラーのキャリアをスタート。  カウンセリングのメインは発達障害のカウンセリングだったが、カウンセリングを行うにつれ幅が広がり『分かっているのにできない、やめれない事』等、不倫の恋、経営者の意思決定なども行う。(相談案内へ)  趣味はバイク・自転車・アウトドア・ミリタリーグッズ収集・国内外旅行でリスクティカー。 『昨日よりも若くて、スマート』が日々の目標。  愛読書はV,Eフランクル 放送大学 心理と教養卒業 / 臨床心理プログラム 大学院 選科履修