解明! 忙しくて、「いつも時間がない」理由 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online

解明! 忙しくて、「いつも時間がない」理由

05.25 08:00PRESIDENT Online

仕事に追われ、つい「時間がない」が口癖の人は多い。あらゆることを有意義にこなすにはどうしたら? 時間管理のエキスパートの教えは……。

時間はなくても、急用なら時間が取れる

仕事や家のことに追われて、ついつい口癖が「時間がない」になってしまう。そんな人は多いのではないだろうか。

今は、あらゆる機器やサービスが時間をスマートに節約してくれるはずが、昔よりも忙しくなった気がする。道具が便利になった分、FacebookやTwitter、メール、いつでもできる株価チェック……さらに生まれたやることを、自ら予定にギュッと詰め込んでしまう。付き合いもあるし、これ以上仕事が増えては手一杯だ。

ところが、こんなに時間がないはずなのに、急に歯が痛くなって我慢できない、水道の蛇口が壊れて水が止まらない!……といった問題が起これば、よほどのことがない限りは歯医者に行くし、時間を取って修理をするだろう。

そう、時間はあるのだ。

あるのに作れないのはなぜだろう? 必要なのは「今、自分にとって、何が一番大切か」を考えてみること。あれこれ雑多なことや本来は不要なことに目を向けすぎて、一番大切なことに時間を取れなくなっているのかもしれない。

以前何かで読んだことがある、「タイムマネジメント(時間管理)」の例えとして、有名なこんな話がある。「人生という器に、何を、どんな順番に入れて、上手に埋めていくか」という話だ。

人生という器を、上手に満たす方法

大学の講義で、哲学の先生が大きなビンを用意した。そして、石ころをビンの口まで入れられるだけ入れてみる。

「ビンはいっぱいか?」と学生たちに聞くと「はい、いっぱいです」と答える。先生はビンを持ち上げると、今度は砂利を入れ始める。砂利は、石ころのスキマに入り込んで、みるみるうちにビンのスキマを埋めていく。

石ころ、砂利、砂、液体と大きなものから順番に入れていけば、入れたいものをすべて入れられる。入れる“順番”が大切なのだ。

「どうだい、ビンはいっぱいかい?」と聞くと、学生たちは「もちろん、いっぱいです」と答える。今度はビンに砂を流し込む。細かい砂は、石ころも砂利も入れないスキマに入り込んでいく。

「どうだい?」と言う先生に、「今度こそ、もういっぱいです」と学生たち。

最後に机の下からビールの小瓶を出すと、ビンに注ぎこむ。ビールはスーッと砂に染み込んでいく。そして先生は、こんな風に話し出す。

この容器を人生に例えてみよう。最初の石ころは、きみたちにとって一番大切なものだ。たとえば、家族や子供、健康、友達、あるいは自分がすごく好きで情熱を傾けるものに使う時間だ。砂利は、仕事や家や車といった、大切だけど一番には来ないもの。そして、砂はその他のこと。例えば、地区の行事や友人のパーティなど、どうしても行かなくてもよかったり、付き合いだったりする雑多な用事のことだ。

そう。大切なのは、入れる順番なのだ。最初に砂を入れてしまったら、石ころは入れられない――。

これが、タイムマネジメントの要となる。それでは、日常の中で“緊急修理”のように、忙しい中から自分の大切なことに時間を振り向ける実践的な方法を考えてみよう。

時間がない=優先事項ではない

時間はないはずなのに、水道が故障して水が止まらなくなれば、どうやってでも時間を作り、直してもらってから会社に行く。「忙しくて掃除機をかけている時間がない」とき、「掃除機をかけたら100万円もらえる」となったら、すぐに掃除を始めはしないだろうか。つまり、問題は時間ではなく、優先事項であり、自分の選択によるところが大きい。

時間管理のエキスパート、ローラ・ヴァンダーカムは、「時間がない=優先事項ではない」と解釈するといいとしている。そして、「仕事・人間関係・自分」の3つにカテゴリ分けをして、2、3ずつ“優先事項”をリストアップすることを勧めている。

そして長期的には、1年の終わりに今年挙げた成果を見て、そのためにやったこと、効果があったことを見返すイメージ作業をあらかじめやってみるといい。「未来から振り返るように、今に必要なことを見極める」というわけだ。これで、今からすべき大切なことが見えてくるという。

エキスパートに学ぶ、上手な時間管理の方法

たとえば、こんな風にしてみるのはどうだろう。

<未来の成果から、今すべきことを導き出す>

1.今年の年末の自分を想定してみる。
2.今やっていること、やろうとしていることが、成功したと仮定。(成功の仮定)
3.自分がやったこと、効果があったことを、3~5あげてみる。(成功への手順)
4.“やったこと”“効果があったこと”を優先事項に書きだす。(優先事項の見極め)
5.優先事項をこなす=自分がやるべき大切なこと=ビンに最初にいれる石ころ。(優先事項の実行)

例えば、「プレゼンを通過させる」という目標を立てたとしたら、まずは、年末にプレゼンが通ってプロジェクトが開始したイメージを思い浮かべる。そのためにやったのは、市場調査、プレゼンの練習を重ねる、チームメンバーとの話し合いの時間をとるetc……だった。その中で効果が高かったと思われることを今の優先事項に書きだして、一つずつこなしていく、といったことだ。

大切なこと(石ころ)を最初に見極めて書きだしたら、優先的にビンに入れるために、まずスケジュール帳に書き込む。それから次に砂利、砂、水……と、優先順位の低い予定を入れていく。こうすれば、大切なことに時間を取りながら、あらゆることを有意義にこなせるわけだ。

石ころを、最初に入れること。

すごく簡単なのに、案外おろそかにしがちなこと。シンプルながらとてつもなく有効な、人生の時間術だ。

【参考資料】Laura Vanderkam, How to gain control of your free time, TEDWomen 2016

[コミュニケーション・アナリスト 上野 陽子]

引用元

仕事に追われ、つい「時間がない」が口癖の人は多い。あらゆることを有意義にこなすにはどうしたら? 時間管理のエキスパートの教えは。

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 班目幸寛(まだらめゆきひろ) フェイスブック ページへ  友達申請を是非♪  1978年生まれの宮城県出身。  元々は建築科、専門学校卒業後、建築関連の仕事に就いたがが、当人がADHDの気があり(白に近いグレー)、その時の苦労を元にカウンセラーのキャリアをスタート。  カウンセリングのメインは発達障害のカウンセリングだったが、カウンセリングを行うにつれ幅が広がり『分かっているのにできない、やめれない事』等、不倫の恋、経営者の意思決定なども行う。(相談案内へ)  趣味はバイク・自転車・アウトドア・ミリタリーグッズ収集・国内外旅行でリスクティカー。 『昨日よりも若くて、スマート』が日々の目標。  愛読書はV,Eフランクル 放送大学 心理と教養卒業 / 臨床心理プログラム 大学院 選科履修