他人に悩みは知られたくない。日本人は相談が苦手? | JIJICO [ジジコ] – 毎朝3分の知恵チャージ

他人に悩みは知られたくない。日本人は相談が苦手?

西尾 浩良 | 心理カウンセラー

この記事を読むのに必要な時間の目安: 約 1 分

日本では「カウンセリング」は弱い人のレッテル!?

あなたは自分の知人が「カウンセリングを受けている」と聞いた時に、どの様な印象を持つでしょうか。おそらく「この人は病んでいるのだ」「大変な悩みを抱えているのだ」「心の弱い人なのだ」等々、どちらかと言えばネガティブな印象を持たれる方が多いのではないかと思います。私が大阪市内で開いているカウンセリングルームへ訪れるクライエントの中にも、カウンセラーには守秘義務があることを説明していても「家族や友人や職場には、通っていることを絶対に知られたくない」と強く訴えられる方が少なからずおられます。

昨今でこそメンタルヘルスの重要性が叫ばれ、企業においてストレスチェック制度が義務付けられ、教育の場でもスクールカウンセラーが置かれるなど、カウンセリングを含むメンタルヘルス対策は認知されるようになりましたが、それでもまだ「カウンセリングを受ける」ということは、あまり一般的なことではないという認識が多数なのでしょう。

欧米においてカウンセリングは「日々のメンテナンス」

しかし、これが欧米になると事情が変わります。アメリカなどでは、カウンセリングを受けることは非常にポピュラーなことで、保険に入っている方はほとんどが、何らかのカウンセリングを受けているとも言われています。また一流のプロスポーツ選手が、メンタルコーチと契約し、試合やトレーニングにも帯同させていることを聞いたことがある方も多いでしょう。

日本では心の病気に罹って切羽詰まってカウンセリングを受けるという印象がありますが、欧米では日常的に心をメンテナンスするという感覚でカウンセリングを受けているようです。肩がこったらマッサージをする、肌の状態に合ったスキンケア用品を使う、ということと同じような感覚というわけですね。

周りとの違いを恐れる日本人、違いを受け入れる欧米人

では、なぜカウンセリングを受けることに対しての認識に、日本人と欧米の方々とで大きな差があるのでしょうか。

そのルーツは月並みですが文化の違いということでしょう。日本は古くから村社会で発展してきた文化であり、周りと協調し互いに配慮しながら助け合って生活してきました。それは「異質なものを排除する文化」でもあり、排除されないためには周りと違ってはいけない、という考えが深く根付いています。だからこそ、周囲とちょっとズレを感じたり、自分の心の健康状態に少し違和感があっても、その事実を他者に相談することに抵抗があるのだと考えます。よっぽど大ごとになってからでないと動けないのです。

一方、アメリカなどは移民の国であり、様々な人種・文化・宗教・等々が混在しています。そのような生活の中で、自分と他者はあらゆる面で違うことが当然であり、他者が自分と異なる価値観を持つこと、異なる悩みがあること、異なる背景で育ったこと、などを互いに尊重することが自然であるため、人が悩みを持つことは何ら不思議なことではないという考えがあり、悩みを専門家に相談するという行為もごく自然に行われているのでしょう。

心のメンテナンスはなぜ必要?

メンタルヘルスに関わる大きな問題の中で、もう一つ日本と欧米の間に差があることに「自殺率」が上げられます。日本の自殺率は、近年では1980年代後半から2011年頃まで増加し続け、ここ数年は減少傾向にありますが、それでも2015年の統計では世界17位で、これはアメリカの50位ドイツの77位イギリスの105位など他の先進国に比べて非常に高い数値です。

人が自殺を選択する心理として、「自我の狭縮」「抑圧された攻撃性」「現実逃避」の3つがあると言われています。これは、他者から見ればさほど絶望的ではない状況でも、本人は絶望的と思い込んでいたり、不満や怒りを抑え込む以外の手段を持てなかったり、苦しみから逃げる方法は自殺しかないと思い込んでしまう心理状態で、この結果、誰も望まない選択に至るのです。

このような状態に陥ってしまうと本人だけで新たな選択肢を考え出すのは困難です。しかし、その方に寄り添い自分のことのように共感し話を聞き、不満や怒りを吐き出せて、一緒に考えてくれる相手がいれば、自分を客観的に見直すゆとりが生まれると思います。

もっとも、そこまで酷い状態になる前に、こまめにメンテナンスをすることも重要です。脱水症状になる前にきちんと水分補給をするように、心の変化に気付いて対処することが大切です。「その程度で専門家に頼るのは大げさだ」と思わなくても大丈夫です。決して特別なことではありませんからね。

カウンセリングは何をするの?

法律問題は弁護士に、税金のことは税理士に相談するように、悩みがある時には当たり前のようにカウンセリングを受ける、それを周囲もごく自然に受け入れる、欧米型のライフスタイルやワークスタイルに移行しつつある今、日本にもそんな時代が近づいているのかもしれません。

でも、やっぱりカウンセラーに話をするのは勇気が要る…いったい何をするの?そう心配される方も多いでしょうか。

カウンセラーはお話を聞く専門家です。
ですが、相談者の話に対して、アドバイスしたり指示を出したり、ましてや間違いを指摘して傷つけたりするようなことはしません。相談者は、本当はどうすべきなのか、どうしたいのか、心の中にすでに答えを持っているものです。心理カウンセラーは、相談者がその答えに自分でたどり着けるまで、隣に寄り添い、時に励ましながら、誤った方向に進まないようサポートし、手助けします。そして、問題が再発しないよう、問題の原因(トラウマ)を取り除く、これがカウンセラーの役目だということを知ってください。

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引用元

周りと違う悩みを抱えているという事実を他者に相談することに抵抗がある日本人。しかし、それは本当に一人で抱え込まなければならないことなのでしょうか?

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 班目幸寛(まだらめゆきひろ) フェイスブック ページへ  友達申請を是非♪  1978年生まれの宮城県出身。  元々は建築科、専門学校卒業後、建築関連の仕事に就いたがが、当人がADHDの気があり(白に近いグレー)、その時の苦労を元にカウンセラーのキャリアをスタート。  カウンセリングのメインは発達障害のカウンセリングだったが、カウンセリングを行うにつれ幅が広がり『分かっているのにできない、やめれない事』等、不倫の恋、経営者の意思決定なども行う。(相談案内へ)  趣味はバイク・自転車・アウトドア・ミリタリーグッズ収集・国内外旅行でリスクティカー。 『昨日よりも若くて、スマート』が日々の目標。  愛読書はV,Eフランクル 放送大学 心理と教養卒業 / 臨床心理プログラム 大学院 選科履修

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