質のいい睡眠は腸の栄養確保から | 病気が逃げ出すサプリ指南 | 丁宗鐵 | 毎日新聞「医療プレミア」

質のいい睡眠は腸の栄養確保から

丁宗鐵 / 日本薬科大学学長

 朝起きて、昼間に活動し、夜は休む。人間には太陽が昇ると目覚めて、日が沈むと眠るというリズムがあります。ところが、このリズムを乱すものが増えています。夜遅くまでテレビや携帯用ゲーム機でゲームをしたり、スマートフォンの画面を見ていたりすると、その画面から発せられるブルーライト(青色光)の刺激を受けて睡眠のリズムは乱れやすくなります。長時間の残業も睡眠不足を招きます。睡眠は自律神経と関わりがあり、腸の働きや食生活とも連携しています。みなさんの睡眠の質は、保たれているでしょうか。

睡眠と自律神経の関係

最近、睡眠時間や睡眠の質がよく話題になります。そもそも睡眠はなぜ大事かというと、私たちの体に備わっている基本設計がそのようになっているからです。睡眠は、自律神経と深く関わっています。自律神経は、自分の意思では動かすことのできない神経で、血管、心臓、胃腸、内分泌など体の重要な機能を自動的に調節するようにプログラムされています。海外旅行で時差のある地域に移動し、変な時間に眠くなったことはないでしょうか。時差による睡眠障害は、体内のリズムが日本の時間に合わせてプログラムされているから起きるのです。

自律神経は交感神経と副交感神経があり、この二つがバランスよく働くことによって健康が維持されています。昼間は主に交感神経が優位になり、緊張やストレスを感じた時も交感神経が働きます。さまざまな物事に対処できるように、「戦闘モード」に体を調節するのが交感神経です。

一方、副交感神経はリラックスした時に活発になり、睡眠中は、副交感神経が優位に働きます。「休息モード」に切り替わることによって、疲れた体を回復させる仕組みになっています。

睡眠中に活発になる腸の働き

睡眠中に副交感神経が動き始めると、免疫機能が高まることが注目されています。さらに、睡眠中の腸内環境が健康の維持に重要であることもわかっています。昼間はエネルギーを消費するばかりです。脳内の神経伝達物質やホルモンも少なくなりますが、寝ている間に作られて補充されます。その材料はどこから調達するかというと、睡眠中に腸から脳に運ばれてきます。つまり、睡眠には腸に集められた栄養を、脳や体の各部位に運ぶという目的があるわけです。

腸内環境というと何を食べたらいいか、という話になりがちですが、その前に、就寝前までに食べた物は消化して、腸にすべて送っておくことが大切です。睡眠中、腸が働きやすいように準備しておくことで、腸から栄養がスムーズに吸収されて全身に運ばれます。それによって消耗した体が回復し、血管や組織を修復して健康を維持してくれるのです。

睡眠の質を高めるには

1)眠りを誘導する食品は、自分に合ったものを

市販のサプリメントには、睡眠によいとされる商品があります。しかし、サプリメントを含めた食品による効果は、個人差が見られます。夜にコーヒーや緑茶を飲むと眠れないという人は多いですが、薄めのコーヒーを飲んだ方がよく眠れる、ネギを食べると眠くなるなど、効果や実感は人それぞれです。サプリメントは勧められるまま摂取するのではなく、自分の体に合っているかどうかを試してから使用した方がよいでしょう。

2)乳製品や大豆製品を取り入れる

睡眠に関わるセロトニンというホルモンは、睡眠中に腸から脳に運ばれたトリプトファンというアミノ酸が材料になります。トリプトファンは乳製品や大豆製品に多く含まれ、これらの食品を食事に取り入れると睡眠に必要な栄養が補えます。チーズやヨーグルト、納豆、みそなどは腸にもよい発酵食品です。睡眠の質を高める助けになると思います。

3)夕食後、胃は空にして就寝する

夕食後、食べ物が消化されないうちに寝てしまうと胃腸に負担がかかり、睡眠に影響して、翌朝の不調につながります。食べた物を消化して腸に送り、胃は空にして就寝しましょう。また、仕事や勉強で力を発揮するには、規則正しく食事を取り、睡眠前までに腸に栄養を確保しておかなくてはなりません。しかし、食事が不規則だと脳や体の各部位に運ぶ栄養が足りなくなることがあります。睡眠のリズムが乱れると食生活も不規則になりがちです。睡眠は食生活ともつながっています。気をつけるようにしましょう。【聞き手=医療ライター・阿部厚香】

丁宗鐵

日本薬科大学学長

てい・むねてつ 1947年東京生まれ。医学博士。横浜市立大学医学部卒業。同大学大学院医学研究科修了。79年から81年まで米国スローン・ケタリングがん研究所に客員研究員として留学。日本東洋医学会漢方専門医・指導医。北里大学・東洋医学総合研究所研究部門長、東京大学大学院客員教授、東京女子医科大学特任教授を経て現在、日本薬科大学学長、百済診療所院長。近年の著書に「丁先生、漢方って、おもしろいです。」(朝日新聞出版)、「病気がイヤがる暮し方 江戸式健康心得」(春秋社)、「ガンが逃げ出す漢方力」(ヴィレッジブックス)など。

引用元:http://mainichi.jp/premier/health/articles/20161125/med/00m/010/006000c

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 班目幸寛(まだらめゆきひろ) フェイスブック ページへ  友達申請を是非♪  1978年生まれの宮城県出身。  元々は建築科、専門学校卒業後、建築関連の仕事に就いたがが、当人がADHDの気があり(白に近いグレー)、その時の苦労を元にカウンセラーのキャリアをスタート。  カウンセリングのメインは発達障害のカウンセリングだったが、カウンセリングを行うにつれ幅が広がり『分かっているのにできない、やめれない事』等、不倫の恋、経営者の意思決定なども行う。(相談案内へ)  趣味はバイク・自転車・アウトドア・ミリタリーグッズ収集・国内外旅行でリスクティカー。 『昨日よりも若くて、スマート』が日々の目標。  愛読書はV,Eフランクル 放送大学 心理と教養卒業 / 臨床心理プログラム 大学院 選科履修