生涯キャリアの選択肢(9)企業からあなたへの「3つの問いかけ」

 就活で必ず聞かれる3つの質問がある。「あなたはどういう人生を送ってきたか」「なぜこの会社で働きたいか」「将来何をしたいのか」だ。これは過去、現在、未来を聞いている。AO入試もほとんど同じだ。転職も、インターンシップも同じで、人生の3大質問といえる。

過去・現在・未来を問う

就活はあなたを成長させる(写真は大手企業の入社式の様子)

 雇う側から見れば、できるだけ活躍する人をとりたい→過去の生き方から判定する。本当に当社を志望しているのか、合っているのか→志望動機を問いつめる。会社で役立つのか→自己の特性を使って将来貢献できるのか。この3つを問うことになる。このうち、将来のことはわからないので、お互い確かめようがない。学生は「御社では、最初は現場第一線で基礎を身に着けたい。自分には○○の強みがあるので、中長期的にはそれを生かして○○の仕事をしたい」といい、面接官がほかの学生より貢献が期待できると信じられれば、合格だ。それには、会社の組織の詳細や将来像がわかっていたほうがよく、組織図や中期経営ビジョン等のチェックがいる。

成長の方程式

 過去を聞くほうは、事実だからお互いやりやすい。「学生時代に最も力を入れたのは」「そこでぶつかった困難をどう乗り越えたか」「そこから得たものは」の定番質問だ。私の学生成長の式はこうだ。

 成長=教育・勉強+クラブ・サークル+バイト+交友+就活

 このうち、就活が一番人を成長させる。なにしろ、戦略を立て全力でぶつかって、最後に合否がくだされる。「ニコニコして受けてくださいって言われてES出したら、一発で落ちた」「グループワークで発言しようとしたら、××大に遮られて、落ちた」などがごろごろ。これまでの人生でそんなシビアな機会はめったになく、この真剣勝負には真の学びがある。しかし、就活では、本番中なのでこの就活ネタは使えない。企業に出す話題も、ほかから探すことになる。

「あなた」をわかりやすく説明しよう

必ずしも特別な体験を語る必要はない

 先輩の3大ネタは、ゼミ、クラブ、バイトだ。これ以外に別のものがあれば、それでもよい。見るほうも、特異なほうが新鮮に感じる。といっても、CAになりたくて、ネタ探しにカンボジアにボランティアに行くなど特異な必要はない。人の人生にそんな変わった経験はそうはないはずだ。平凡でも、そこで奮闘して、一生懸命生きてきた証を示したい。体育会は、目標に向かって執拗に迫っていくので、会社に入った後も職場の目標に向かって働く証になる。たとえ大会に出られる部活の正選手でなくても、役職がなくても、「いつも最後まで部室の掃除をしてきた」「みなが嫌がる会計をずっとやってきた」でいい。

 体育会に入っていなくても、バイトでがんばった、たくさんの友人と交流したなど、何でもいい。働くとは、一生懸命に生きる、壁に当たったら創意や忍耐で乗り越える、体験から学び少しずつ進化することだ。その素地があるかを見られている。あなたがこれまでやってきたことを相手にわかるように説明しよう。

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引用元http://college.nikkei.co.jp/article/78410717.html

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